ハンドルネームを使うのは、わたしが築いた世界をこの目でみたいから

「自分以外の何か」に憧れるような年齢はとうにすぎているし、そんな理由で今の名前を使っているわけじゃない。ただ、好きな名前を名乗っていれば、自分のやっていることにも自信を持てる気がしてる。

なつみ みどり。
どっちが名前ですか？なんて呼んだらいいですか？とよく聞かれるこの名前は、もちろんハンドルネームだ（半角スペースを入れるところがポイント）。

本名の苗字はあまり好きではないし、珍しいから少し目立ってしまう。下の名前の「なつみ」は好きだけれど、ありふれているから普段から同じ名前の人に出会いがち。実際、小学校のときにはクラスに三人「なつみ」がいたこともある。

だから人と被らなくて、でも本名からまるっきり離れた名前にはしたくなくて。そこで考えついたのが「なつみ みどり」だった。

「みどり」は、わたしが生まれる前、母が考えていた名前候補のひとつ。本当は母は「みどり」にしたかったのだけれど、従姉妹にも「みどり」ちゃんがいたので諦めたそうだ。
高校生のころ、なぜか自分の名前候補で友だちと呼びあっていた時期があったから、馴染みもある。

それに本当は、「なつみ」も好きだけれど、「みどり」のほうがもっと好き。おだやかで、落ち着いていて、風になびく深緑を思い浮かべられるから。自分の名前が「みどり」だったら良かったなあって、よく思うんだ。

たしか高校生のころから使っているこの名前。最近は「みどり」と呼んでくれる人が増えてとても嬉しい。

そう呼んでくれる人が増えたということは、わたしがわたしの世界を広げた証。
わたしがnoteとかSNSとか、その他オフ・オンラインで踏み出した、目に見える足跡。それはフォロワー数やいいねの数よりずっと確かで、小さな小さな世界だけれど、緑の風が吹く努力の場所。

もし今後、SNSでお話ししたり、実際に会う機会があったら、ぜひ「みどり」と呼んでくださいね。

きっとにやけ顔で振り向くわたしがいますから！笑