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五島のウェルカム感に一安心

ようやく朝ごはんにアオハタ雑炊を食べるも、お腹が空くであろう予想の2時間前に空腹を感じる。グラップラー刃牙で謎のおじさんが即効性の高いエネルギー食とおじやを称していたが、その効果を体感。あまりにも消化が良い。

昼ごはんは通りがかりに目に入った「きびな御膳」に惹かれてお店に入ったものの、品切れ。それなら軽く済ませようと五島うどんを単品で頼んだら、「きびなの押し寿司つけてあげようか?」とおじちゃんが気を利かせて提案してくれた。

おじちゃんは五島出身で、40年前に大阪から五島にUターンした人。長男だから先祖代々の墓守りをしなければいけないと思ったことが故郷に戻った動機だそうで、今では地元でお店を開き、孫は15人、ひ孫は3人と立派に子孫繁栄を果たしていた。自分とはあまりに遠い人生。

東京から来たと言ったら「移住しておいで」とおじちゃん。本当に移住するか、移住したいかはさておき、そういってもらえるのはこの土地に受け入れてもらっている感じがしてうれしい。安心して滞在できる。

「またおいで」とも言ってもらい、昨日みたいに居酒屋難民になったときに行けるお店ができた。

地域密着の証

散歩がてら福江城跡地をうろうろ。城壁に沿って歩いていたら、急に高校があった。城壁の内側の高校。めちゃくちゃかっこいい。

校門
通学路

おうちの階下は今日から日曜日まで、初日に飲んだイタリア酒場になる。下に降りてお店のご夫婦と軽く会話を交わし、今日は初日に飲み合わせた女の子おすすめのお店へ。

店主のお兄さんは五島出身で、高校から島を出て、去年20年ぶりくらいに五島へ戻ったとのこと。福岡と五島で悩んだけど、福岡はおいしい飲食店の激戦区であることと、五島の魚のおいしさと、妻の「五島にしよう」の一声で五島に決めたらしい。

魚は地域はもちろん、誰が締めたかによって仕入れ価格が変わるのだとか。締め方によってその後の品質や日持ちはぜんぜん違うそう。職人技が光る奥深い世界。しびれる。

利益度外視の9種盛り

きびなごやコハダの切り身を見ると、妹は「モーニング娘。の衣装?」と必ず言う。たしかにモーニング娘。はこういう衣装を着ている。

そういえば以前お寿司屋さんに「さばいていてきれいだなと思う魚はなんですか?」と聞いたときも「コハダ」と言っていた。わたしもこの配色と柄の雰囲気はとても好き。うそみたいな見た目。

五島の名物の一つがかんころもちというさつまいも由来のもので、それを揚げたやつがおいしいと紹介してくれた女の子が教えてくれたので食べる。揚げたてはとろんとしていて、冷めたやつは餅感が出て、どちらもおいしい。食べ切れますかね?と聞いて「持ち帰りできますよ」と教えてもらって頼んだのに、案の定全部食べた。

食べる前に撮りなよ

カウンターの反対端の2人組のお姉さんが五島のジンを飲んでいて、その流れで「生牡蠣にジンかけて食べるとおいしい」と店員のお兄さん。牡蠣は3個でワンセット。お姉さんが「一人ひとつ食べましょう!」とありがたいご提案をくださり、生牡蠣withジンを食す。後味がおいしい。

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