2023年3月中旬の日記

2023/03/14

些細なことでイライラする。どうも変だと思ったら、おそらくホルモンバランスのせい。こういう日は人と触れ合わず、家にこもるが吉。

とはいえ確定申告。これまで寄附金控除の申請の仕方が間違っており、一部の寄付金が控除されていないことが昨年初めて判明したので、正しい申請方法を調べて頑張る。

計算表に沿ってせっせと計算したら途中の計算が全く関係なく、書類の内容は超煩雑。もう控除されなくてもいいかなと頭をよぎったが、あまりの難解さに「控除なんかさせるものか」という国の気概を感じたので、反骨精神でどうにか完遂。

日本は寄付文化がないと言われるけど、こういう煩雑さも原因の一つなんじゃなかろうか。「面倒だから寄付やめようかな」と少し頭をよぎってしまった。

e-taxでの確定申告書類の提出がこれまたどえらい大変だった記憶があって憂鬱だったが、ようやく慣れつつあり、freeeアプリで一瞬で終わった。テクノロジーバンザイ。　

2023/03/15

昨日セブンイレブンに煮卵がなかったのは鳥インフルエンザによる卵不足が原因かもしれないと思い至る朝。

電話をしたくないからネット予約をしているのに、なぜその後のやり取りは電話なのだろうか。「あとで電話ください」というメールがきたけど、そこに要件を書いてくれればよかろうに。

九州から自宅に帰ったばかりだというのに今日から出張で金沢へ行く。Gmailの容量がいっぱいになりかけており、新幹線で過去メールを削除。2017年にオーストラリアから帰国したばかりの自分が、かつてお世話になった方達に近況報告のメールを送っていた。あの頃の自分はこんなに律儀だったのかと身が引き締まる気持ち。

宿泊先近くのおでん屋さんでサクッと夕飯。車麩の穴には卵が入っていた。ラッキーかと思ったら、車麩の巣ごもり煮という料理があるらしい。それだったのだろうか。

近くの銭湯は温泉で、熱めのお湯とぬるめのお湯、露天風呂まであって450円。番台さん含め、女湯にいるのは全員もれなくおばあちゃんだった。

靴のロッカーの番号には規則性がなかった。なぜこうなったのか。それともわたしが気付けないだけで何かしら数学的な規則性があるのかしら。

2023/03/16

朝散歩をしていたら、保育園の小さいお子さんがフェンスに走り寄り、「こんにちは！」と挨拶してくれた。ニコニコ。

兼六園近くで取材。カメラマンさんは沖縄のドジっ子から紹介してもらった方で、昨年3月から車であちこち回りながら風景と人物撮影をしている人。気さくで物腰の柔らかい人で、取材後は駅まで送っていただき大変ありがたかった。

夜に広報の方たちとのお食事会があり、取材後はクラフトビールをサクッと飲んで新幹線。お土産エリアをうろつき、改めて金沢はプロデュースが上手だなとほれぼれ。

仕事のお食事会は数年ぶり。4人という人数がちょうどよかった。このくらいなら楽しく過ごせる。新しい企画も思いついた。

2023/03/17

お腹にじんましんみたいなものが出たのでランチの予定をリスケする。疲れによる抵抗力低下に加え、昨日のストッキングでかぶれた疑惑。

1か月ぶりのトレーニングはやってるそばから筋肉痛になるくらいの疲労度。へろへろになったのちスッキリ。週末の筋肉痛がこわい。

2023/03/18

出張で徳島県へ。7時羽田発の飛行機に乗るべく5時過ぎに家を出る。京急線はぎゅうぎゅうで、保安検査場は行列。結局ギリギリで乗り込み、もう疲れた。

この春に開校となる、神山まるごと高専へ向かう。タクシーの運転手さんは元魚屋さんで、魚を全国にトラックで運んで回っていた人。乗ったときに「よろしくお願いします」と言ったら無視されたので感じ悪い人かと思ったけど、最終的にはそれなりに打ち解けた。

校舎には、神山まるごと高専に寄付した企業と個人を紹介するパネルがあり、ずらりと並ぶ企業ロゴと個人名を見てやたらと感動してしまった。これだけの会社からお金を集めて、実際にこんな立派な学校ができて、ついにこの春開校するだなんて。そして、そんな記念すべき瞬間に自分が小さくとも関わっているだなんて。

取材では来校者の方々にお話を聞いたが、以前と比べてだいぶ気軽に話しかけられるようになった気がする。昨年秋からの放浪生活により社交の筋肉が鍛えられているのを実感。

夜はSansanのサテライトオフィスに泊めていただく。古民家を改装した素敵なオフィス。最近はサブスクで古民家に泊まり歩いているので何の違和感もなく滞在。放浪生活により図々しさも増した。

2023/03/19

今日も高専の取材。学校の事務室で黙々と原稿を書く。こんなところで自分が仕事をしているだなんて不思議な気持ち。

カメラマンさんと一緒にタクシーで徳島市内へ移動する。カメラのデータが消えても復元できることもあるらしく、過去には業者に復元を依頼して15万円支払ったことがあると言っていた。高いけど背に腹はかえられないわけで、頼まざるを得ない。ゆえの強気の価格。

これまで金銭的なコストがかからない仕事の筆頭は身一つでできる意味でダンサーかシンガーだと思っていたけど、衣装代やスタジオ代がかかることを考えたらライターが一番なのでは？と指摘され、ライターが急浮上。たしかにパソコンは5年は保つし、レコーダーはまず壊れない。

わたしは水曜日まで徳島駅の近くに滞在。徳島駅前はなんとなく宮崎の雰囲気がある。椰子の木のせいだろうか。

徳島駅から宿泊先の最寄りまでのバスの車内には動物がたくさんいた。降りてから車体を見たら、「とくしま動物園」と描いてあった。「動物お好きなんですか？」と運転手さんに聞かなくて本当によかった。

乗車口

吊り革の上

ケガレベルの筋肉痛と連日の移動の疲れを癒すべく、夜は温泉へ。塩サウナがあり、久しぶりに塩を体にすり込んだら全身がふわふわのつるつるになった。魚に塩を振ると水分が出るのに、人間に塩を刷り込むとしっとりするのはなぜなのか。

帰りのバスを待っていたら、バスが目の前を通り過ぎ、バックで戻ってきた。初めてのパターン。