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福島の飲み屋で情報収集

部屋で仕事をしたのち、気分転換に近所の図書館へ。昨日とは反対側の道を歩いたので、今日はウルトラセブンに出会えた。

バケモノのようだけれども、なんとなく親しみやすいキャラクターだなと名前を見たら、友好珍獣と書いてあった。ナイス汲み取り力。

友好珍獣ピグモン

図書館で中学生か高校生か、そのくらいの男子が「お姉さんすいません」というので振り向いたらただの雑談中のフレーズで、全然わたしのことじゃなかった。彼らからしたらわたしはおばさんであり、あらゆる方面から恥ずかしい。すぐその場を離れたいのに、同じペースで階段を降りているといういたたまれなさ。

夜は近所の焼き鳥屋へ行く。朝は1階のパン屋でほぼ炭水化物、昼はスキップして夜はほぼタンパク質と、極端な食生活。

鞄の中のリップクリームを探し、なかったので諦めたらカウンターの上にあった。最近こういうことが増えた気がする。これぞ物忘霊。

老舗の焼き鳥屋に一人で入り、カウンターで瓶ビールと漬物盛り合わせをたしなみながら焼き鳥が焼けるのを待つのはなかなか渋い。我ながら結構かっこいいと思う。

揚げもも肉にかぶりつこうとしたわたしに「あ、熱いので少しおいた方が…」と焼き場の人が声をかけてくれたことに温もり酒場を感じ、焼き鳥屋を出たのは19時。外はまだ夕暮れで、帰るには早いので近くのバーに入る。

およそ3時間でバーテンダーおよびお客さんたちに聞いたところによると、福島と一口に言っても広く、地域差が結構あるとのこと。特に会津は会津藩からの流れが影響しているようで、独特らしい。

住んでいるエリアによりけりだけど、よく行く他県の地域は仙台と那須。東北一の都市が仙台で、岩手、秋田、青森は遠すぎて未知。会津あたりの人は映画を見るのに米沢へ行くことがあるものの、山形に行くなら新潟まで出るっぽい。隣とはいえ山形に行く理由をあまり見出せていない雰囲気だった。

福島は映画館が少なく、福島で一番大きな郡山駅ですら相当古い映画館しかないらしい。持ち込み自由なので、おじさまはケンタッキーを片手に映画を見ると言っていた。アメリカのデブのような挙動だが、おじさまはダンディなので「匂いが迷惑だよね」と周囲を気にしてらした。

あと細かい話は忘れてしまったが、秩父のウイスキーと福島の安積のウイスキーにはすてきな助け合いストーリーがあった。

隣に若い男子2人組が来て、学生かと思ったら社会人だった。「お姉さんもお若いですよね?」と気を使わせてしまったが、それもまた社交場。

今日は人出が多かったらしく、「怪獣がいるベンチに座って疲れ果ててる人がいた」とのこと。うなだれても怪獣のおかげでシリアスにならないのがすてき。

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