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福島を曇天ドライブ

昨日のお子さん、寝る前まで「もっとあそびたかった」と言い続けていたらしい。かわいい。

朝ごはんにバーの人から「ケンミンショーで紹介された」と教わったくまたぱんを食べる。じゃりじゃりの砂糖にあんこが包まれている甘さの塊でのどがかわく。

今日も昨日と同じ電車で郡山へ。初日に何のキャラクターだかわからなかった平たい怪獣はカネゴンだった。小学生の頃、担任の金子先生の相性がカネゴンだった気がする。元ネタはこのキャラクターだったのか。

コイン怪獣カネゴン

昨日とは反対側の道を歩いたら新しいウルトラマンと出会えた。今のところウルトラが付かないのはゾフィーだけなのだけど、ゾフィーは一体何者なのか。実は敵キャラだったりするのか?

ウルトラマンジャック

昨日は路肩にゴミがあって悲しそうだったウルトラの母、今朝はゴミがなくてうれしそう。背景が変われば印象も変わる。人間の認知って不思議。

ウルトラマンたちの土台には「光の国と姉妹都市です」と書いてある。彩の国埼玉、みたいなことだと思っていたら、ウルトラマンたちの故郷「M78星雲 光の国」のことだった。

郡山駅の階段には消費カロリーが書いてある。良い考え。

福島の郷土資料館系はことごとく臨時休業やら設備不良やらで困っていたら、猪苗代のお姉さんが鶴ヶ城を教えてくれた。いまだ会津には長州へのわだかまりが残っているとも聞いたので、レンタカーを借りて会津若松の方へ行く。

Googleマップには会津若松の方のラーメン屋がブックマークされていた。今回東北に来るずっと前にブックマークしていたと思われるが、理由は見当もつかない。でも何かしら気になったか人から勧められたかしたのだろうし、せっかく車なので行ってみる。普段ラーメンはほぼ食べないのに、旅先はラーメン率が高い。

きれい

鶴ヶ城は中学生がたくさん。制服と私服の子がいたので、少なくとも2校が社会科見学か修学旅行に来ている。「A子がケンのことケンって呼んでいい?って聞いてるよ」「あー別にいいよ」というやりとりに強烈な中学生を感じた。思春期は苦手。

鶴ヶ城の展示の説明文は主語が「我が藩」で、作り手にとって今なおここは会津藩なのだなと興味深い。特に会津戦争の説明は会津藩の奮闘と被害に焦点が当てられていて、視点は100%会津。

おやつ

「婦人女子の言葉は一切信じてはならない」「戸外で婦人と言葉を交えてはならない」など、本当につい最近まで女性に人権はなかったことがよくわかる。大河ドラマ「八重の桜」の八重さんが会津戦争で指揮をとったことがとれだけありえない行為だったのか、彼女のすごみが増す。

新政府軍から会津藩が攻められ、およそ1か月城に籠城したときの藩士以外の選択肢がつらい。

その一方、砲撃のあいまに子どもたちは凧揚げをして味方を励ましていたらしい。情景がうまく頭に浮かばないが、わたしが知っている凧揚げとは違う凧揚げなんだろうか。わたしは励ましの凧揚げを知らない。

白虎隊の他に、朱雀、青龍、玄武の隊もあることを初めて知った。年齢別なので、37歳のわたしは青龍隊。

飯盛山っておいしそうな名前だな〜と字面を見て呑気にお腹を空かせていたが、この山で白虎隊の10代の男の子19人が自害している。写真が並ぶと一気に臨場感と現実味が増す。食べ盛りの真面目子たちだったんだろうな。

近くの温泉で早めのお風呂。湯船でスーパーの安売り情報が載っている折込チラシを読んでいる人がいた。文庫本を持ち込む人は見たことがあるしわたしも持ち込んだことがあるけど、チラシは初めて。お店と人と親しげで、特にチラシについて言及されてなかったし、たぶんいつもの行動なんだろうな。

猪苗代湖

夜のウルトラの母は何やら考え込んでいる雰囲気。それはきっと、わたしがこれからどんなお店に行こうか、何を食べようか、夕飯について悩んでいるから。

せっかくなので、先日のバーでおじさまからおすすめされた焼き鳥屋に行く。この地域は焼き鳥屋が多く、その理由はわからないとのこと。

飲みたかった日本酒は売り切れだったので別のものを頼んだら、おちょこ1杯分残っていたからと最初に頼んだお酒をサービスしてくれた。お通しも小鉢3つのところなぜか1つおまけしてくれた。周りを見渡したらポテトサラダに載っていた手羽先もおまけだったらしい。一人客に優しいお店だった。

錫で飲んだらよりおいしいよ〜とのこと

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