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福島で予期せずウルトラマン

全墓参りを終え、仙台から東京に帰る日だが、わたしだけ郡山で下車して福島に1週間ほど滞在する。今回のおうちはウルトラマンの円谷監督の地元らしく、バスからはウルトラマンが見える。

ひと仕事終えて散歩。近くの公園をのぞきつつ、スーパーマーケットに向かう。行こうと思っていた博物館は滞在期間中ずっと臨時休業だった。残念。

夜は近隣の居酒屋でサクッと食べようと思っていたけども、家族旅行で豪華ごはんをたくさん食べたので今日は質素に済ませつつ休肝日にしようと決めてスーパーでお惣菜を買う。

朝ごはんはビュッフェでたくさん食べたこともあり、昼ごはんは仙台駅の推し店もちべえで買ったくるみだんご1本のみ。おやつに母から分けてもらった支倉焼を食べたけども、歩くうちにお腹が空いてしまったので帰り道はちくわをかじりながら歩く。途中段差で足をぐねりかけたが、片手にはちくわを持っているわけであまりに間抜け。

夕日とちくわ

大通りにはウルトラマンがたくさん。わたしには違いがわからない。

ウルトラマンジャック
ウルトラマンセブン

宇宙恐竜ゼットンはたしかに宇宙っぽいけど恐竜の雰囲気はない。一方、古代怪獣ゴモラは恐竜っぽい感じ。というか、そもそも怪獣って何なんだろうと調べたら「正体の分からない、あやしい動物」とのこと。そうなると今度は動物とは何だろうと深みにはまってしまう。宇宙で生命体が発見されたら、動物と植物とは違う新たな分類が生まれるのだろうか。

宇宙恐竜ゼットン
古代怪獣ゴモラ

ベンチにも何やらいた。これは怪獣なのか?正体の分からない、あやしい動物ということでいいんだろうか。

通りからはボソボソした話し声が聞こえる。どうやらキャラクターの脇に立っているポールのようなものから音が出ているが、全然聞き取れない。ただただ怖いだけ。

おうちへ戻り雑な夕飯を食べながら、19時なのに外が明るいことに驚く。いつの間にこんなに日が長くなったのかしらと考えながら、そういえばしばらくこの時間帯に外にいることがなかった気がするなとカレンダーを見返したところ、どうやら6月は日が暮れる時間帯に外にいた形跡がない。お店か、あるいは自宅の窓のない仕事部屋にいたっぽい。

東京にいるとずっと家にいてしまうわたしは、季節の移ろいにも気付けない。精神的な貧しさを感じると同時に、修行としての放浪の必要性を再認識。

部屋に戻ろうと思ったタイミングで家守さんが帰ってきた。走ってきたらしく、びちゃびちゃ。わたしはその直後に部屋へ戻ったのだが、びちゃびちゃが嫌で部屋に引っ込んだ人みたいになってしまったことを少し気にしている。なんて小心者。

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