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滋賀のピンクのシーツとジェンダー意識

滋賀初日、「シーツがピンクだけど大丈夫ですか?」と家守さんから聞かれた。あれはなんだったんだろうと思い尋ねてみると「女性イコールピンク、みたいになっちゃうと良くないと思って」とのこと。

そういうところに気が回るのはとてもすてきだけど、きっとシーツの洗濯のローテーション的にピンクだっただけなのであろうに、変な気を使わせてしまうのはなんだかなという気持ちにもなる。

一方で、たとえ偶然で他意はなくとも「女性だからピンクなのかしら?」ともやもやする人がいるのもめちゃくちゃわかる。

ジェンダーギャップが大きい日本で、そこへの課題意識が強まっているがゆえの「ピンクでいいですか?」なわけで、そう考えれば喜ばしい面もあるけど、ジェンダー意識が低い人は気にも止めず、意識が高い人には「ピンクでいいかな」の気遣いが発生し、それが積み重なれば生きにくくなってしまう可能性もある。

意識の高い人が増えればそういう人たちが損をすることも減っていくのだろうけど、現状は意識が低い人の方がたぶん多い。早めにジェンダーギャップ埋めて逆転させないと、世の潮流を汲んだ人ほど損をする世の中になってしまう。まさかピンクのシーツからこんなことを考えるとは思わなかった。

滋賀のおうちの最寄駅にはホームが一つしかなかった。おや?と思ったら単線。久々の単線。滋賀のヤンキーといわれていた同期の実家の最寄駅なので、どことなく道ゆく人のガラが悪い気がしてしまう。失礼な話。

駅前の自販機でおみくじを買ったので、東京に戻る車中で箱を開けたらおみくじが2つ入っていた。なんていい加減なおみくじ。

中身は吉と中吉だったけど、そんなのはどうでもよくて2つ入りを引き当てたあたり感がすごい。運勢がどうかはわからんけど、少なくともわたしの運は良さそう。

東京に着いてからは取材先に直行。時間があったので書店に寄って森見登美彦のエッセイを買う。京都といえば森見登美彦。エッセイは初めて。楽しみ。

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