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門司港で無知を知る

午前中に仕事をして、昼はお寿司。おそらくコロナ禍を機に回転をやめた元回転寿司で、現在はタッチパネル。おいしかったけど全体的にちぐはぐな感じで望んでいたものとは違った。雰囲気は回転寿司なのに、ちゃんとしすぎている。

その足で関門海峡ミュージアムへ行く。関門海峡といえば源平合戦だけど、わたしはそのあたりの歴史がよくわからない。ここ数年で歴史に興味を持つようになったものの、この手の展示を楽しめるだけの基礎知識があるのはせいぜい江戸以降。知っていることが多い方が人生は楽しいのだとつくづく思う。

展示で一番興味を持てたのは北前船だった。北海道から日本海側を南下した北前船は、関門海峡を通って瀬戸内海に入り、大阪に行く。

わたしは妙に北前船に興味がある。なぜかしらと思ったら、ぷらぷらする中で最初に地理と歴史の面白さを知ったのが、そういえば北前船だった。沖縄料理に北海道でしか獲れない昆布が使われているのも、富山の空港で東京便以外の唯一の便が北海道便であることも、北前船が関係している。

この先わたしは何をきっかけに源平合戦に興味を持つのだろう。そのときはぜひとも関門海峡をめぐりたい。

館内にはちょっとしたクイズやゲームコーナーもある。しっかり満喫した。

関門海峡クイズに答えるとお洋服が近代化
お魚漢字クイズは全問正解
ゲームの結果キモい魚が完成

関門海峡は一番狭いところが650メートル。泳いで渡れそうと思ったら、潮流が激しくて1日4回潮の向きが変わるらしい。操船も難しいそうな。

海難事故・事件の際は海上保安庁につながる118番に電話をするといいらしい。ただ、どうやら認知は低く、118番にかかってくる電話の99パーセントが間違いかいたずらと書いてあった。電話手の対応コストを考えたらマイナスの方が大きそうだけど、それでも残す意味は何なんだろう。

キャプテンリカちゃん

門司港はバナナの叩き売り発祥の地。台湾と近いから台湾産バナナが入ってきやすく、船内で熟れてしまったバナナを早急に売るために人を集めて売り捌いたのが起源と言われている。

展示の近くにはバナナを美少女化したキャラクターのパネルがあった。なぜすぐ美少女にするのか。どちらかといえばバナナは男だろうに。

関門海峡および門司港に関することが知れて満足、さぁ帰ろうと思いきや、折りたたみの日傘がない。また外に出る時に使うからカバンにしまうのが面倒で、邪魔だからしまえばいいのにと思いながらストラップを手に引っ掛けていたらどこかにいってしまった。

日傘デビューは今夏からだけど、もう日傘なしに外を歩くなんて考えられない。来た道を引き返して探した末、結局受付にあったので本当によかった。今後は面倒くさがらずにカバンにしまった方がいい。

おやつ

帰ってキリのいいところまで仕事をしたらもう19時半。外に出たら日は暮れているもののまだほんのり明るく、遠くの空はオレンジがかっていて、夕暮れの雰囲気が残っていた。こんなに日が長いのか〜とふらふら歩き、お店に入る気分でもなくなり、スーパーマーケットで買い物をして洗い物ゼロの床ごはん。大人バンザイ。

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