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佐渡島で知りあった人と飲みに行く

先日1キロの米を買ったので米を炊く。自宅には炊飯器がないので、久しぶりの炊飯器。計量カップがないので適当にやったけど、ボタン一つでいい感じに米が炊けてうれしくなった。お手軽な感動。自宅で食べているごはんよりおいしい気がするのは新潟バイアスだろうか。

近くの公園で桜祭りがあると聞き、行ってみる。桜はほぼ散っていたけど、ときどき満開のぼんぼりなお花。

地域のお祭りで小規模ながら、出店はなかなか個性的。お好み焼き味のたい焼きもあり、昨日のフランス人の彼女に教えてあげようと写真を撮る。

公園には猿がいた。筒から餌があげられるようになっていて、おばあちゃんとお孫さんと思われるお子さんがせんべいとバナナをあげていた。猿はせんべいを食べ、手についた塩を舐め、床に落ちて汚くなったバナナを水で洗って食べていた。3歳児より賢い。

カラオケ大会をチラ見したら、出演者はかなり気合の入った衣装。最前列ではおばあちゃんたちがニコニコ手拍子していてとてもかわいかった。世界一平和な光景。

近くには佐渡歴史伝説館があり、時間もあったので入ってみる。なかなかリアルな人形が動きながらあれこれ話すのだが、一つの人形が動き終わると次の人形が自動で動く仕組みになっていて、間髪開けずにどんどん人形が動くのでなかなか忙しなかった。

雷光に驚く人

1階の人形が全部動き終わったら2階に上がるのだが、もたもたしていたら次の上演が始まってしまった。他にお客さんはいない。虚空に向かっておじいちゃんとおばあちゃんがしゃべっているのは少しさみしい。申し訳ない気持ち。

猫も動く

後半の佐渡の昔話の人形劇はざっくりしすぎて話の筋が全くわからなかったけど、人形がなかなかよくできていて動いているのを見るだけで楽しめた。デザインも親しみやすくてかわいい。

バスまでだいぶ時間があり、野外でのんびりするには風が強くて寒かったので、宿方面に向かいながら適当に歩いてみる。めちゃくちゃのどかで、お花が多い。やはりチューリップが目立つが、わたしがそれしかわからないからではという疑惑もある。

たまたま見たサイトによると、佐渡には熊など、花を荒らす大型の動物がいないからお花がたくさん咲いているらしい。

宿の近くには小さな鳥がいた。子どもだろうか。警戒心が感じられず、がっつり眺めていても無反応。

そこになんと猫登場。鳥を狙っている雰囲気だけど、鳥は全く気づかない。なんなら猫はにゃーにゃー言っていて、「ここにいますよー!」とお知らせしてるんじゃないかってくらいの存在感。でも鳥は全く気づかない。

これはまさか食われるのか……?とドキドキしながら事の成り行きを見つめていたが、結局鳥が頼りない羽ばたきで飛んでいって幕を閉じた。あの子は野生で生きていけるのだろうか。

一触即発

明日は佐渡でマラソンがあるらしく、宿には走る人がたくさん。宿でビールを飲んでいたら隣に日本語堪能な台湾人の二人組。一人は今68歳で、10年前から走り始めて去年160キロのウルトラマラソンを完走したらしい。ただただすごい。

夜は昨日飲み合わせた人と飲み屋へ行く。フレンドリーで元気なほぼ同い年。ランチングコーチで、佐渡にはランニングシューズを売りに来たらしい。宿では明日走るからとお酒を我慢している台湾人ランナーに「1杯くらい大丈夫よ!」と飲酒をそそのかしていた。

2軒回って、後半はほぼ覚えていない。なんてこった。

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