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沖縄に移住した子と飲む
遅めの朝ごはんにゲストハウスのオーナーさんからおすすめされた沖縄そばのお店へ。「おいしいけど、でーじぼろい」と聞いていた通りの入り口で、食券すら機械の不具合で出てこない。最近値上がりして500円になったそう。
帰り道にはシラチャソースの自販機があった。フィリピンで出会った人が好きだと言っていたな……とやや懐かしい気持ち。
自宅近所にも出汁の自販機があるが、誰がどういう目的で設置しているのだろうか。このシラチャソースは1日何本売れるのだろう。
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スタバで仕事後、歴史博物館をのぞく。展示はこじんまりしていて、昨年1月の沖縄で学んだあれこれの復習という感じ。
改めて、沖縄は日本の植民地のような場所だったのだなと思う。琉球王国という独立国家を1600年ごろに薩摩藩が支配下に置き、そこに明治政府が沖縄県を設置したことで日本に組み込まれたわけだが、「明治政府は強引に王国を廃止」「それにより琉球王国500年の歴史は終止符を打たれた」など、説明にはどこか否定的なムードが漂う。
初めて知ったのは、今の那覇がある地域はかつて陸続きではなく島であり、「浮島」という名称だったということ。埋め立てによって沖縄本島とくっついたらしい。
夜の予定まで1時間ほど空いてしまったのでビールを飲む。お店の人は東京に7年ほど滞在したことがある那覇出身者で、「東京に行った女の子はほぼ戻ってこないけど、男はほとんど沖縄に戻る」とのこと。理由はよくわからなかったが、たしかになんとなくそんなイメージはある。「東京は楽しいですよ〜」と言っていて、結局はないものねだりだなと再認識。
本部の飲み屋の人から「遠足は伊江島に行ってタッチューに登る」と聞いたが、那覇の飲み屋の人もまた伊江島タッチューに登ったそうな。東京育ちのわたしはやたら高尾山に登らされたが、そんな感じだろうか。
夜は沖縄に移住した人と飲む。東京で一度お仕事をご一緒した方で、会うのは2回目。飲むのは初。今年の目標は「自分から人を誘う」なので、昨日連絡した。彼女はいろいろあって「とにかく遠くへ行かねば!」という理由で東京から離れた沖縄に越してきたとのこと。
わたしも彼女も都会っ子。それゆえ自然に対峙し、自然の気配を感じ取れる人をめちゃくちゃかっこいいと思ってしまうが、とはいえ野生児すぎると話は合わず、パートナーとしてのお付き合いは難しい。「面白いけど、慣れてもの珍しさがなくなったときに何が残るのか」という彼女の疑問が核心な気がする。
話をするうち、去年1月の沖縄滞在で仲良くなった人に、最近彼女が取材をしていたことが発覚した。いろいろつながっていく。
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