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福島のお姉さんのご自宅へ

朝からやっている餅屋で朝ごはんに柏餅を買い、食べながら駅に向かう。道の脇には円谷作品のキャラクターが点在していて、ウルトラマンが見えると少し気持ちが盛り上がる。

遠くに見えるあのウルトラマンはどのウルトラマンなんだろうと楽しみに近づいたらゾフィーと書いてあり、困惑してしまった。全員にウルトラが付くわけではないのか……。

ゾフィー

ウルトラの母の脇にはゴミ。ポーズもあいまって、どことなく悲しそう。

以前仕事でご一緒していたお姉さんが猪苗代にいるので、仕事仲間と郡山で待ち合わせをして遊びに行く。須賀川から郡山に行く電車は1時間10分くらいに1本しかないので、待ち合わせ時間の40分も前に着いてしまった。

猪苗代のお姉さんはインスタにいつもおいしそうなごはんの写真を載せているので、図々しくもお昼をご馳走になりたいです!とお願いしたらすてきなごはんを用意してくださった。なんとぬたもあった。しかも油揚げ。わたしはぬたと油揚げがとても好き。

日本酒も出してくださり、昼から飲む。次々いろんな種類のお酒が出てきて、6種類くらいいただいてしまった。楽しく飲んだけど、こうして振り返るとなんて遠慮のない……という気持ちと、ご厚意はありがたく受け止めた方が良いはずという気持ちがせめぎ合う。

最近よく聞くクラフトサケも開けてくださり、グラスに注いだら薄紫色でびっくり。ホップが使われていて、その色らしい。香りも味もビールの雰囲気なのにちゃんと日本酒でめちゃくちゃ面白かった。あといちごのクラフトサケもおいしかった。デザート感覚で飲めてしまう危険なお酒。

とうもろこしの炊き込みごはんと白ごはんの2種類を炊いてくださり、それぞれ2杯ずつ食べた。体型を気にして普段は控えめに1杯しか食べないけど、食べようと思えば結構食べられる。わたしは高校生のときに白菜の漬物でごはんを7杯食べた実績を持つ。

猪苗代のお姉さんの出産話を聞く。赤子がなかなか出てこず急遽帝王切開になったが、腹を開けたら「いなかった」という。どういう話……?とゾッとしていたら、思ったより赤子が出口に近づいていたから想定したところにいなかったという話だった。赤子はずるんと戻され、無事誕生。よかった。ホラーかと思った。

のんびりしていたらお子さんが帰ってきて、手持ちの図鑑やらなんやらを演劇調で紹介してくれた。本棚には「りょうしりきがく」と書かれた絵本があり、手に取ったらお子さんがページをめくりながら原子とエネルギーについて説明してくれた。物理の先生もこうやって教えてくれたらよかったのに。

お子さんは一緒に遊びに行った子のお子さんを抱っこし、「重たい赤ちゃん」と感想を言っていた。たしかに重たい赤ちゃんではある。赤ちゃんなのに重たいという対比が良い。

間もなく駅に向かい、バイバイするときにお子さんは「もっと遊びたかった」と大泣きしてしまった。めちゃくちゃかわいくて爆笑しながらまたね〜と電車に乗ったけど、お子さんからしてみればおうちに帰ったら楽しげな雰囲気でうきうきしただろうに、30分くらいで解散されたらそりゃさみしい。ごめんね〜。

ウルトラマンタロウ

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