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佐渡島の飲み屋の亀がかわいい

佐渡島に来てからどうにも眠い。今朝も8時半に起きるつもりが9時過ぎまで起き上がれず。昨日は12時前に寝たというのに。

朝ごはんを諦めて打ち合わせをして、朝昼兼用ごはんは回転寿司に行くことにする。隣には常連らしきおばちゃんが一人で来ていて、さっと食べて「サクラマスがおいしかった」とさらりと伝えて帰っていった。筋の良い良客という感じでとてもすてき。サクラマスはたしかにとてもおいしかった。

サクラマスの写真はない

共有スペースで仕事をしていたら過去の上司から良いところを全て抜き去ったような宿泊者から話しかけられてしまった。明らかに話をしたくない雰囲気を醸しているのに果敢に話を続ける。そのタフネスは過去の上司と共通している。

やはりこういう人なんだなと思いながら聞いていたら、「トキを見に行ったが鳥インフルエンザの影響でものすごい距離があった」という良情報を教えてくれた。人を拒絶しないといいこともある。

めちゃくちゃ黄色だったけど伝わらない

佐渡島に来て初の飲み屋の店主はサンドイッチマンの伊達さんみたいな見た目で、金のチェーンのネックレスに紫のTシャツ、鉢巻風のヘアバンドというテキ屋にいそうな雰囲気。

定年後にお店を初めて6年経つらしい。てっきり60歳くらいかと思ったら70歳。「ほら!」と見せられたTシャツには「この体を使って70年」の文字。背中には「あと30年使います」と書いてあった。

お店は二階建てで、二階で寝泊まりをしているらしい。シャワーこそないが、家賃は5万円。安い……!

旅行で来たと伝えたらいろいろ情報を教えてくれた。今週末はイベントがあり、来週半ばにはお祭りがあるらしい。お祭りでは鬼太鼓なるものを叩くらしく、宿の隣から聞こえるなかなかやかましい太鼓の音は鬼太鼓の練習とのこと。

店主は「今朝採れたて!」と筍の天ぷらをサービスしてくださった。とてもうれしい。

トイレには篠山紀信のヌードカレンダーが飾ってあり、トイレに入っていきなりおっぱいが見えてびっくりしてしまった。店主の趣味だろうか。あと30年生きるつもりの人はさすがお元気。

トイレの外には亀もいた。一番小さな亀は岩の上の亀の上に登ろうとして転げ落ちていた。めちゃくちゃ愛くるしい亀。その後別の亀の上に登っていたが、すぐに降りていた。何がしたいのだろうか。

帰りに見たら例の亀は見事岩の上の亀の上に乗っていた。

お店のおばちゃんいわく、3匹の亀が三段重ねになっていることもあるらしい。おめでたい。

お店は圏外。スーパーマーケットも圏外でPayPayが使えなかった。楽天モバイルと佐渡島は相性が悪いのかもしれない。

宿に戻ると、昨日の外国人。話しかけたらフランスから来ていて、日本には6週間滞在するらしい。すでに3週間日本にいるそう。佐渡のあとは京都と東京に行くのだとか。

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