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五島から再び長崎市内へ

五島からフェリーで再び長崎市内へ。

フェリーで食べる用の昼ごはんを買おうとしたら現金がなく、いざという時のためにあちこちに忍ばせている1000円札も使い切ってしまったので慌ててATMに向かう。

ATMはローソン銀行。島に初めてローソンが来た時は行列ができたと飲み屋の人が言っていた。島らしいエピソード。

たくさん見かけたバラモン凧はフェリー乗り場にもあった。兜をかぶっている人の後ろ姿で、「鬼に食われても背を向けない勇敢さ」を表しているらしい。壱岐島だったか対馬だったかのバラモン凧は正面を向いているそうで「あちらは軟弱」と五島の人は笑っていたが、いずれにせよ食われている。

こわい

お昼ごはんは先日飲み合わせたお姉さん方がおすすめしてくれた鬼鯖寿司。鯖の厚みがすごい。これは半身だが、ダブルは鯖がまるまる1匹使われている。

どちらにするか悩んでいたら「シングルで十分、ダブルは口に入らん」とお店のおじさん。ダブルはシングルの倍近い値段なのに、なんたる商売っ気のなさ。

ダブルの鬼鯖

長崎に到着し、先日と同じおうちへ再度滞在。ランタン祭りの後始末中だった広場はきれいになっていて、あんなに寒かったおうちは快適な気温になっていた。

10日ぶりの街の変化を感じながら夕飯がてら飲み屋へ行き、カウンターでひっそり飲んでいても話しかけてくる人はいない。長崎市内はちゃんと都市。

今日はこの距離感がちょうどいいけど、少し寂しくもある。10年前くらいに好きだった人の影響で当時よく聴いていたアルバムが店内でかかっているせいかもしれない。

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