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【PR tips ①】ニュースの作り方vol.3

外資金融から未経験でPR会社へ。PRスキルと経験を積み、挑もうと決意したのは”保険の概念を変える”というチャレンジ。
光栄なことに、justInCaseってどうしてあんなにメディア露出してるの?と聞かれることが多くなってきたので、PRで悩んでいる方に少しでも参考になればとnoteをはじめました。
【PR tips 序章】にて自己紹介も含めPRで一番大切なことを書いていますのでよろしければご参考ください。

他社サービスと合わせてメディアに企画を提案する

新サービスローンチ時以外の露出や、いつもと違うメディアに露出したい場合にはこの方法がとても有効です。
わりかん保険の場合、TVや新聞で大きく取り上げていただきましたが、がんは若年層女性の罹患率が高いという事実もあり、女性誌などでも情報を届けられないかと考えていました。しかしみなさんご存知の通り、女性誌ではファッション/美容などの情報が主です。その中に広告でもないのに保険について取り上げていただくことはかなりハードルが高い…。
vol.1でも書きましたが、メディアはその情報を伝える理由を求めているので、相当話題になっていない限り特定の企業の商品は掲載しません。
でも、編集者さんたちは常にネタは探しています。読者である女性が興味を持ちそうな情報であれば検討していただける可能性があります。
つまり、各メディアに対し読者の興味と親和性のありそうな文脈を考え、そのテーマに沿った他社サービスとともに自社の情報を提案するのは有効なPR手法です。

ここでも時事性/社会性は重要

こちらもvol.1で触れましたが、時事性/社会性がないと「いま掲載する理由」がありません。いま流行っているもの、いま需要が大きくなっているもの、いま社会的な問題を解決しそうなものを背景に文脈を考える必要があります。今メディアは感染症一色ですが、例えば「実は今こんな人たちがこのサービスをこんな方法で新しく活用している」などのような意外性もメディアはとても好きなネタです。
メディア特性を研究しつつ「なぜいま感」を掛け合わせた企画がマストなのです。

モデルケース:anan web
「年間10万円が浮く!?…「大人女子の簡単節約術」でお得に過ごす!」


【目的】「わりかん保険」の女性への認知獲得
【文脈】
女性の興味×わりかん保険=節約
女性の興味×コロナ禍=節約
そもそも保険とはそんなに日々考えるものではないので、女性にわりかん保険に興味を持っていただく一番の理由は「圧倒的なコスパ」
さらにコロナ禍での不安とう時事性も相まって「節約」で決定
【提案方法】
・お金や節約にまつわる他社サービスを列挙し「働く女性の節約術」と題した資料を作成しメディアにアプローチ
※今回の場合ではanan webライターさんに興味をお持ちいただき、企画会議で承認いただきました
・例示した企業の広報の方にご連絡
ライターさん向け勉強会を実施しサービス詳細をレクチャー
【再現性ポイント】
・露出したいメディア特性と時事性/社会性を鑑みた文脈を考案
・文脈に合わせた自社サービスのメリットを整理
・文脈に合わせた他社サービスを並べたプランを企画

掲載された記事はこちら。

当社の場合は保険なので経済メディアとの関わりは深いですが、toCへの認知を拡大するためにはライフスタイルメディアでの露出も重要です。ライフスタイルメディアには、新サービスローンチ=ニュースにはならないことが多いので、このような企画を提案していくことしか方法はないな、というのが個人的な肌感です…。

よろしければ【PR tips① ニュースの作り方vol.1~2】もご参考ください。


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