アメリカの大学を卒業した後、どうやって現地で就職できたのですか?(Q&A)
こんばんわ。
ニューヨークは、今、朝です。
近くのハーバーまでサイクリングにきました。海のそばで育ったせいか、この海の匂いと波の音を聞くととても落ち着くんです。
子供の頃、海の向こう側にずっと行ってみたいって思ってて。。
今、こうしてアメリカに住んでて思うことは、
自分のやりたいことって諦めなければ現実になるんだなって。
先週、日本でグラフィックデザイナーとして働いている25歳の女性の方からメールをいただきました。毎日、家と仕事との往復で、このままでいいのかなと思い始めたそうです。将来、ステップアップのためにデザイン留学して、現地で働きたいそうです。でも、お金もかかるし、卒業後、就職できるか不安だそうで留学するか迷っているそうです。
アメリカの大学を卒業した後、どうやって現地で就職できたのですか?
今日は、この質問の回答を記事にしてみました。
私が、タイムインク(Time Inc.)米出版社に就職できたのは、ポートフォリオクラスの講師がクリエイティブダイレクターとして米出版社内で働いており、デザイナーのポジションがあるからとゆうお話を頂きました。とんとん拍子で就職が決まり、就労ビザも取得することが出来ました。
もっと詳しく内容を書いていきたいと思います。
学校選び
私は、アメリカのニューヨークにあるスクールオブヴィジュアルアーツ(School of Visual Arts) でグラフィックデザインを専攻しました。
この学校は、留学する前に決めていたのではなく、ニューヨークに渡って、現地のコミュニティーカレッジに通っている時に決めました。アートスクールを色々調べているうちに、スクールオブヴィジュアルアーツは、グラフィックデザインで有名だったことと、学校のスタッフの人たちの留学生に対しての対応がとても親切だったことです。
アドバイス:学生の時は、インターンシップを利用したり、学校以外でもイベントなどに積極的に参加して、いろんな業種の人たちとコネクションを作っておくことをお勧めします。
ニューヨークで就職探し
卒業後は、OPT(Optional Practical Training)を利用して、デザイン事務所や会社にポートフォリオのサンプルやレジメを送ったりして、就労ビザをサポートしてくれるところを探しました。正直、インターンシップやフリーランスとして雇ってくれるところはあっても、就労ビザをサポートしてくれるところはなかなかありませんでした。
OPTとは、学生ビザ(F-1)で就学している学生が専攻した分野と関連のある分野で働くことができる制度です。在学中でも利用することができるのですが、大半の留学生は、学校卒業後に利用している人たちがほとんどです。
OPTは、有効期間が一年なので精神的にも焦りがあったり不安もありました。このまま、仕事先が見つからなかったら、日本に帰国しないといけなかったからです。
会社でインターンシップ
卒業して、しばらく経った頃、ポートフォリオクラスでお世話になった講師から連絡があり、インターンシップの誘いを受けタイムインクで働かせていただくことが出来ました。その時点では、フルタイムでの仕事のオファーではなく、あくまでインターンシップとして働きました。時給はだいたい15−17ドルだったと思います。
採用オファー
OPT制度の期限が迫ってきて、帰国しないといけない時が近づいてきました。帰国したくないけど、このままいれば不法滞在になるし。。。その矢先、講師から、フルタイムのデザイナーのポジションがあるからとゆうことでオファーを頂きました。初年収は、35000ドルぐらいだったと思います。
労働ビザ申請 (H1-B)
でも仕事のオファーを頂いても、就労ビザを取得しないと正式には働けません。幸いなことに、ぎりぎりで労働ビザの申請をして無事に取得することが出来ました。
タイムインクは、会社専属の弁護士がいたので、私個人が移民弁護士を探して、費用を払い、申請手続きをするようなことはしなくて済みました。これは、会社の大きさによって違いがあると思います。
アドバイス:H1-Bビザは、毎年発給数が制限されています。その上、移民局の制度が変わることもあるので、ビザに関しての詳しいことは、移民弁護士に直接相談することをお勧めします。
アドバイス
アメリカで仕事を探すときなのですが、海外に支店を持っている会社、外国人を雇っている会社は、就労ビザをサポートしてもらいやすいと思います。一番の難関、就労ビザは、年々、取得するのが難しくなってきているようです。でも、諦めずに、自分のやりたいことをやり抜いて欲しいなと思います。応援しています!
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