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アメリカで会社名を変えるときの注意点

会社名だけを変更する事は簡単だろう。

とゆう、私の甘い考えでかなりの時間と無駄なお金を使ってしまいました。

私は、デザインが専門です。弁護士でも会計士でもないので
ここでお伝えすることは、あくまでも私自身が経験してみて感じたこと、
こうすれば良かったなって思ったことを書いていきます。

一番良い方法は、専門家にお願いするです。

でも、少しでもある程度の知識を知っておくことで正しい専門家選びや、
お願いしてからのプロセスがスムーズにいくと思います。

最初の会社を設立した時は、何もかも弁護士任せでした。

今回実際に自分でやってみて、かなり苦労しました。

これから海外でビジネスを展開される方、もしくは、私のようにアメリカに住んでいて会社名を変更したいと思っている方の参考になれば嬉しいです。

プロセス

会社名の変更の大まかな流れです。

設立した会社の州に会社名の改正届書類を出します。

私は、ニューヨーク州で会社を設立したのでニューヨーク州政府
手数料を添えて書類を提出しました。

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Certificate of Amendment 改正届書 
Fee ($60)申請費
Expedited Handling Service ($25〜) 迅速な取り扱いサービス 

税金を支払っている市に会社名の改正届書類を出します。
私は、税金申告をしているニューヨーク市に会社名の改正届けの書類を提出しました。書類は、郵送ではなくて、オンライン申請で会社名の変更が可能でした。手数料は、かかりませんでした。

ただ、一か月経っても連絡が来なかったので、NYC Department of Finance にメールをしてみました。次の日には、会社名の変更がされていました。

Internal Revenue Service/IRS(米国の連邦政府機関)に会社名の変更届けを行う。

これは、ふた通りあります。

A. タックスシーズン、IRSに指定された申告書用紙に新しい会社名を記入して提出します。そして、会社名の変更を報告するために、name change の欄にクロスのマークを入れます。

ビジネス形態によって申告用紙が違いますが、コーポレーションであれば大体同じようにname change の欄があって、新しい会社名を記入して申告書提出できます。

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私の場合、S Corporation なので、1120-Sの申告用紙を使いました。でも、タックスの申請時、このやり方で問題が生じてしまい、公認会計士さんへの支払い料金がかなり高くついてしまいました。

B. 米国の連邦政府機関に会社名の改正届けを出す。

上記A.のやり方では問題が生じたので、私はB.の方法で会社名の改正届けをしました。

一枚の書類に下記の情報を書き込んで、新しい会社名になった証明書を一緒に添えて郵便で送りました。

新しい会社名
旧会社名
雇用主証明番号(Employer Identification number)
役名
申請者名
申請者名サイン
新しい会社変更に伴った書類
連絡先 
確認の返事依頼

IRSでのプロセスは、およそ30日ほどです。
現在、IRSから送られてくる書類を待っている最中です。

色々と問題が生じ、何度もIRSに直接電話を掛けて聞いてみました。電話が混み合っている昼間は繋がりにくいので、私は朝一番で電話してみました。それでも、待ち時間は1−2時間以上でした。

IRSにビジネスの件で電話をする場合
Phone: 1-800-829-4933 / 1-800-829-3676   7 a.m. to 7 p.m. 

銀行口座の名前変更を行う。
直接最寄りの銀行へ行って、口座名の変更を行います。
これは、銀行によってプロセスが違うと思いますが、下記が必要となります。

会社名を変更した証明書
写真付きの証明書 (ドライバーライセンスやパスポートなど)
銀行のATM カード

注意点

確定申告の時期は名前変更を避ける。

確定申告時期は、IRSに問い合わせをしてもなかなか繋がらなかったこと。繋がっても待ち時間がかなり長かったこと。スムーズにことが進めば問題はないのですが引っかかって仕舞えばかなり面倒になります。なので、できれば確定申告の時期は名前変更をしたり、ビジネス形態を変えたりすることは避けたほうが良いと思います。

できれば、銀行口座は解約して、新しい口座を開く。

私は、Citi Bankを使用しているのですが、オンラインのアカウントの名前変更は、スームーズにはいきませんでした。何度も、直接銀行へ行ってみたり、電話を掛けたりと。なので、今開いている口座を解約して、新しく口座を開いた方がスムーズにいったと思います。

以上が主なプロセスと注意点でした。


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