パジャマのまま、パンを買いに走りたくなる!?「ぽってりコーンスープ」の作り方
だんだん秋が深まる季節。
日本ではもうすぐキンモクセイが香る時期ですね。
ブタペストは日が陰ると日本よりも肌寒く、スープが恋しくなります。
|材料は「だいたい」で大丈夫。
さて、今回ご紹介するのはコーンスープ。
スープを作る時、野菜の分量はだいたいの目安できっちり計らず作っています。
準備するのは、
コーン缶詰
玉ねぎ
にんじん
白ねぎ(あれば)
それと、塩・水だけ。
「だいたい」
「適量」
と言われても困る方も多いと思うので、
コーン : 玉ねぎ : にんじん : 白ねぎ(あれば)=3 : 3 : 1 : 1
(例:120g:120g:40g:40g)
くらいの割合で、準備してみてください。
|作ってみよう!
まず、鍋にオリーブオイルを入れて温め、スライスした玉ねぎとにんじんを炒めます。
あれば白ねぎも少し入れてください。
通常、コーンスープといえば玉ねぎとコーンだけでOKなのです。
でも、今回は牛乳はもちろん豆乳もいれずに『ぽってりしたコーンスープ』に仕上げるために、旨みの出る食材(白ねぎやにんじん)を少量入れました。
玉ねぎがくったりしたら、コーンを入れます。ひたひたになるまで水を入れ、塩を少々加えて、水のカサが半分くらいになるまで煮込みます。
塩は、この時点では控えめに入れましょう。
塩を最初に少し入れることでコーンの甘さを引き出しつつ、最後に味見をしてから調節すると失敗しないです。
十分に具材が柔らかくなり、水カサが半分程度まで減ったら、ハンドブレンダーやフードプロセッサー、ミキサーなどで撹拌します。
写真で使っているBRAUNのハンドブレンダーはわたしが甘酒スムージー作りで愛用しているものと偶然にもほぼ同じものでした…!
つぶつぶ感の残る「食べるスープ」の素ができました。
味見をしてみます!この時がいちばんおいしいんですよね(笑)
塩加減を調節してくださいね。
あとは、お好みに(なるべく少なめの水で)のばして召し上がってください。
もちろん、牛乳などでのばしてもいいのですが、水でも十分なくらい濃厚です。
個人的にサラサラのポタージュよりも「食べるスープ」のほうがお腹にたまって満足感もあって好きです。
|パジャマ姿のままダッシュ…!
さて、コーンスープの素ができたら今すぐにパンを浸して食べたくなり、居ても立っても居られなくて、パジャマのまま上着を羽織って向かいのパン屋へ…!
直感で「おいしそう!」と思ったパンを選んだら、いちごジャム入りのコッペパンでした。
プレーンのパンをイメージしてたのですが、まぁこんなこともありますね…!
豚そぼろの残りを使ってオムレツもサッと作りました。
直径30cmの大きすぎるフライパンも5日目にしてだいぶ扱いがわかってきました。
いちごジャムが入ってないコッペパンの端のほうをちぎってスープに浸して、パクリ。
『お、おいしぃ〜!!!!』とまたひとりでつぶやくのでした。
オムレツのしょっぱさと、いちごジャムの甘酸っぱさも妙に合うではないですか…!
朝から至福感この上なく、パジャマのままダッシュでパンを買いに行った甲斐があったというものです。
|甘酸っぱいとしょっぱいが出会った
家の目の前に食品が買える場所がないので、そもそも日本にいたらパジャマで買い出しには行かないですよ…。
タワーマンションに住んでて、地下にスーパーがあったら行くかもしれませんが…!
そして、プレーンのパンが欲しかったのにハンガリー語が読めなかったために、いちごジャムコッペパンを選んでしまった。
食べてみたら、案外オムレツといちごジャムの甘しょっぱい組み合わせが、マッチしたんです。
ブタペスト(ハンガリー)らしき食材はこれと言って何もない食卓ではありますが、
「偶然ひっくり返っちゃったらおいしかった」というタルトタタンの誕生秘話みたいに、偶然の産物とはこのこと。
コーンスープを作ったから生まれたおいしい朝食の組み合わせは、どんなに美しい建築よりもわたしの心をうっとりさせたのでした。
|発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引
ここまで読んでいただきありがとうございました。もし作ってくださる方がいらしゃれば、コメントやインスタグラムで教えてもらえたら、とっても励みになります。
発酵調味料・旬ごはんの食材別レシピ索引、作りました。今日のご飯作りにお役立ていただけたら幸いです。
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