見出し画像

母が愛したレシピ。「トマトとスナップえんどうのカツ代サラダ」

「カツ代サラダ」をご存知でしょうか?
料理研究家の 故 小林カツ代先生が生み出したサラダのことなのですが、わたしが中高生だった頃に母が何度も作ってくれたレシピです。

|これが実家の王道サラダ

母の作る「カツ代サラダ」は、トマト、きゅうり、ハム、玉ねぎが定番でした。

ボウルに、にんにくを擦り付けて香りをうつしてから、ドレッシングの調味料を加えていきます。油は香りのしないものを選びます。具材はまず最初にトマトから入れるのがルール。きっと一番味がしみにくいからでしょう。

何度も手伝ったせいか、具体的なレシピは知らないのにいつのまにか舌で味を覚えてしまいました。そのくらい王道のレシピで、母が献立に困った時はいつも作っていた記憶があります。
「かつ代サラダ」が人の名前を冠したものだとは知ったのは随分後になってからでした。

|舌で覚えたレシピを自分の味に変えていく

大人になったあと、覚えた味はどんどん自由に解放され、いつのまにかとてもシンプルになりました。

ボウルににんにくを擦り付けると指に香りが残るから、切っていれるだけにしよう。油はこめ油を使用。一度オリーブオイルで作ったら仕上がりが重たくなってしまいました。トマトは絶対必須!そして最初に入れる。でも、あとの具材は旬のものを入れたらいい。

きゅうりは少々水っぽくなるし、ハムは値段や添加物が気になるし、玉ねぎは辛みが苦手な人もいるでしょう。だからもっと自由でいい。こうじゃなきゃ…に縛られなくていいんです。

例えば、スナップえんどうなら水っぽくならないし、食感が楽しいんじゃない?と思ったら大正解でした。

では、さっそくレシピをご紹介しますね。

◆材料(2人分)

トマト 2個(250g)
スナップえんどう 1袋(90g)
油・酢 各大さじ1
はちみつ・塩 各小さじ1
にんにく 1/2かけ

◆作り方

大きめのボウルに油・酢 各大さじ1
はちみつ・塩 各小さじ1
スライスしたにんにく 1/2かけ
を入れてよく混ぜ合わせます。

筋をとって沸騰したお湯で1分茹でたスナップえんどう1袋分と、1/4等分に切ったトマト2個を入れ、底から大きく混ぜ合わせます。
ボウルごと冷蔵庫に入れ、30分ほど冷やせば完成です。

▼他にもあります「トマトのレシピ」

|子供心に秘めていた創作アイデア

ここまで読んでいただきありがとうございました。

母はレシピの通りにしか作れない人でしたから、具材が変わることもなく、調味料の配合も毎回きっちりレシピを見て作っていました。
「他の食材でもおいしいんじゃない?」「毎回同じでつまんないな(おいしいけどね)」と子供心に秘めていた創作アイデアを大人になった今、色々試して楽しんでいます。

トマトは必須ですが、ぜひお好みの野菜でアレンジを楽しんでいただけたらうれしいです。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?