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相手の思いやりに気づく繊細さんは、上手にパートナーシップが築けると思う

繊細すぎて、つらい。

気になることばかりで、周りから浮いてしまう。


そんな、“デメリット”ばかりクローズアップされがちなHSPさんですが、そんな感性を活かした“メリット”ももちろんあります。


それは、相手の気遣いにもきちんと気づくこと。


パートナーの愛情やさりげない心配りに気づく

私が最近感じた、「よかったこと」は、夫の気遣いにちゃんと気づいたこと。

恥ずかしながら、私がお酒を飲んでそのまま朝まで眠ってしまった日のこと。

朝起きたら、キッチンに下げられたお皿はきちんと水につけてあり(私は忘れることもある)、お刺身のツマやきっちりディスポーザーで処分されていました。

夫がやってくれたんです。

それだけでも感動したのですが、私が一番心動かされ、ときめいたのが、「ネックレスが分かりやすい場所に丁寧に置かれていたこと」でした。


うつろな意識の中「ネックレスは外そう」と思ったことは覚えているものの、確かキッチンカウンターの上にサッと置いたままにしていたはず。


それを夫は、私が使っているカウンター上の小さなホワイトボードの上に、まっすぐに整えて置いておいてくれました。

絶対になくさない、素晴らしい場所。

ホワイトボードの白色を背景に、キラキラと輝くネックレスを見て、私は胸がいっぱいになりました。


「ごめんね」ではなく「ありがとう」

本当は、そのまま眠りこけてしまったことで、罪悪感を抱えていました。食器までこんなに丁寧に片付けてくれて、うわー!申し訳ない!という気持ちでした。

でも。夫に伝えるべきは、「ごめんなさい」だけじゃなくて「ありがとう」。

起きてきた夫に「寝落ちしてごめんね、片付けてくれてありがとう、ネックレスもありがとうね」と伝えると、ボーッとした顔をしながら「ほんまや!」と茶化されました。

「うん、ありがとうね」と重ねて伝えると、「いいよ」と少し恥ずかしそうに顔を洗っていました。


夫婦は似る。たくさん、あったかい言葉をかけよう。

よく「長年連れ添った夫婦は、顔が似てくる」って言いますよね。

本当だと思います、というのが私の実感。そして、中身も似てくるような気がしてます。

以前の私は、その繊細さからくる自己肯定感の低さや劣等感を爆発させて、エネルギーを持て余し、夫にぶつけていました。

しっかりと自分を持った夫は、声を荒げるタイプではないものの、泣いている私にどう声をかけていいか分からないようで、言い争いもしばしば。


でも、私が少しずつ気持ちが安定して、余裕が生まれ、夫に感謝の言葉を伝えるようにしたら、同じようにたくさんの感謝の言葉を伝えてくれるように。

嬉しくなった私は、ますます夫に「嬉しい」「楽しい」「ありがとう」と伝えられるようになっていきました。


いろいろ気づいたり考えてしまうクセに、頑固で思い込みが激しい面もある、HSPの私。

だからこそ、言葉で伝えることで、そのカチカチの思考や気持ちの波が少しずつコントロールできるようになっていきました。


最初は少し恥ずかしいかもしれないけれど、「感謝の言葉」を伝えるようにすると、そんな自分に相手が似てくるという、嬉しい体験ができますよ。


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