アニメのちから
フランスは日本に次ぐ漫画大国。
と、知ってはいたものの、実際こちらの子どもが、かつて自分も親しんだアニメを楽しんでいるのを見ると、なんだかグッとくるものがある。
『ナルト』
特に9歳になる夫の弟は『ナルト』が大好きで、最終回まで見たのに何度も繰り返し見ている。そして私も隣で見てしまう。
「ナルト好き?」
と聞かれたので、大好きだよ!と答えたら、
「僕も!!」
と満面の笑み。かわいい。
そんな愛すべきアニメファンの弟くんだが、残念な所もあって。。
OPとEDの主題歌を毎回スキップしちゃう。。
(うおおおお、ナルトは名曲ぞろいだよーー、スキップしないでーーー!)
と、本当は叫んでリモコンを奪い取りたいところだが、強要はよくないと我慢。
が、その隣で
「君は大事なものを見落としているよ。」
としっかり諭しているJ-POP大好き芸人の夫がいた。
全然響いてなかったけど、さすが。
よく言ってくれた。
『ハウルの動く城』
騒がしい子どもたちを落ち着かせようと、何気なくつけた『ハウルの動く城』。
以前ポニョを見せた時はそこまで興味を示さなかったから、今回はどうかなあと思ったんだけど、その不安は良い方に裏切られた。
特に、いつもゲームにしか興味を持たない8歳の次男が食い入るように見てくれて、誰よりも先に
「綺麗!」って、かなりでかめのリアクション。
「くだらねぇ」が口癖のこの子から、そんな言葉が出るなんて…
この子にも美しいものを愛でる感性があったのか…と、感動してしまった。
やっぱり日本のアニメは強い。
愛すべき日本文化の1つとして、心の底から誇りに思う。
今月初めに鳥山明さんの訃報を目にした時は喪失感で落ち込んだけど、素晴らしい作品は作者がいなくなった後も、たくましく生き続ける。
これからも、大人子ども関係なく、世界中の人に日本のアニメが見てもらえますように。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?