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傷ついた、というそれだけのことが、受け止めきれなかった。

〇人の何気ない一言で、傷ついたらしい。

その場で取り繕って、本当はざわざわする心をなかったことにしようとする。その出来事自体、起こらなかったフリをして平静を装い、次の作業をしようとした。

すると、あとからあとから、「あんなこと言うなんて」「冗談のつもりだったのかもしれないけど、言わなくてもよかろうに」と、怒りが出てきた。

「なぜ私の心は反応したのか」と考えていくと、そうか、端的に言えば、傷ついたのだなと気が付いた。そう、最初、傷ついたことさえ気づいていなかった

すると、途端に、



「そんなことで傷つくなんて」
「これだから、ダメなんだ」
「これだからメンヘラなんだ」
「こんなに傷つきやすいなんて、めんどくさすぎる。誰も相手にしてくれなくなる」

と、自分へのダメ出しが始まった。

〇カウンセラーに、「自分の感情に寄り添ってみて」と言われてから、自分の感情をよく観察するようにしている。

観察してみると、負の感情が生まれたとき、取り繕ったり、全く違うことを感じているふりをしたりするのがとても多い。自分がそういうことをしているときは、何かの感情を隠していることであると気付いた。

ちなみに、パニック発作も、起きていても周りの人が全く気づかないくらいに、取り繕う。平静を装って、「動じない人」と思われているほど。

動じてないふりをしている自分の顔は、今まで気づいていなかったけれど、今思えば、能面のような顔だと思う。ロボットのような。仮面をかぶっている。とにかく冷静に見えるけれど、心の中は大嵐だ。

他人には、気が動転している自分を見せるのは、ダメだと思っていたし、それが癖づいているから、それを見せることは、私にとってとても難しい。

ということも、カウンセラーと話してようやくわかったことだ。そうだ。確かに、私にはこういうところがある。それどころか、これを一生やってきた。自分で全く気づいていなかった。取り繕ってきた人生だった。

〇「傷つくこと」自体、何も悪いことではない。なのに、私自身が、それをなぜか悪しきものと思っているから、自分が傷つくと、それを受け止めないで、代わりにジャッジして、「傷つくなんてダメだ」と自分に言っていた。

そうか。

だから、自分のそのままを受け止めて、そのままでいい。どんな感情が生まれようが、その感情によって、次にどんな言動を自分がやり始めようが、それでいい。と、そうやって、そのままでいい、と心理学の本や自己啓発の本に書いているのだなと思った。やっと意味が分かった。

私は、自分の感情のことをもっと分かっていると思っていたけれど、どうやら全く分かっていなかったようだ。

〇相手はどういう思いだったにせよ、私は言葉で傷ついた。そして、つらかった。それだけ。その人が悪いこともないし、私が悪いこともない。

そう受け止められれば、もやもやと、その人に対しての怒りを抱いたり、傷つく自分を叱ったりしないで、前へ進めるような気がした。

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