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【契約リテラシー】契約に不利にならないためにクリエイター&作家が注意するべき項目5選

みなさんおは今晩日和、晴十ナツメグ(Seijunatsumegu)です。

最近だとTwitterにあげていた「ヤクザと目つきの悪い女刑事の話」が書籍化しました!
あとYouTubeアニメにもなり46万人チャンネル登録者突破しました。

https://amzn.to/33I4FSe

https://www.youtube.com/channel/UCRS6ZXyvJirID_ovtaYFV-A


そんなこんなで、
商業連載をする傍ら
同人でも色んな会社と契約を結ぶことが多いので

今回は私の経験をふまえて
契約について記事を書こうと思いました。


本当にあった怖いクリエイターの契約事情

最近「クリエイターに寄り添ってお仕事をする」というスローガンを掲げてる会社があったのですが…
弁護士いわく「まったく寄り添ってないやんw」っていう契約内容だったので話きいてめちゃワロタです。


ただSNS普及もあり、こういう会社は潰れるのは
時間の問題だと思っていますので

私はこういった契約のトラブルがあったら
「次の契約で気をつければいいやー」ってノリなので
こうして「こういう契約には気をつけよう」をnoteに書いてるわけです。



今回描いた記事は、
私の経験上&弁護士の話をもとに制作した記事のため
恐らく契約を結ぶ会社サイドが悪用する可能性がある。

なので、この記事を公開するのは
諸刃の剣にはなるのですが…

このnoteを読んだうえは「契約書を作るときに参考にしよう」
という人が多くなれば良いなと思いこうして公開しています!

そしてぜひSNSにも拡散してください。

そしてこういう馬鹿な契約を結ぼうとする会社は潰れて下さい笑
はいw

そして、その弁護士を雇ってる会社は、
弁護士変えたほうがいいで笑

本題に入る前に
契約書を結ぶときに、勘違いしてる人が多いと思うので
その後回を解くために

前置きも書いておく!


契約書を変えちゃいけないという法律はない

ちなみに契約書の内容を変えちゃダメっていう法律はないので
結ぶ前に弁護士を使って
しっかりチェックして
不利の状況を回避しましょう!

弁護士の相談料
1時間 5000円~1万くらい

ちょっとお金のない作家にとっては「高いな…」って感じるかもですが

トラブル起こると何十万~何百万って単位になるので…

そして話をきくと
契約書関係で泣き寝入りをする作家が多いこと…多いこと…

だったら最初に相談したほうがいいですし

もし法的トラブルがあった時
弁護士が作った契約書でないと法的に機能しないという可能性もあるので

ぜひ気軽に弁護士とは相談してほしいなって思いました。

あ、別に弁護士のまわしものとかじゃないですよ笑
作家活動して素直に思ったことを書きました。


気をつける項目1 会社との契約のやりとりは「録音&書面に書かせる」

え?

さいしょから
「契約内容関係ないw」って話ですが

私は感じました、会社とのやりとりは全面スクショ・録画・録音が基本だなと…

そう法律の世界だと
「こう言ってたのに…」「こうしてくれるって言ってたのに」は通用しないんです。

法律や契約は、証拠がものをいう世界なのです。

なので、会社から提出される書類
打ち合わせは全部録音・録画を基本ってやったほうがいいなと…
作家活動10年目にして思うわけです。


録音機器がないよ…って言ってる人
そこのある四角の板はなんだ!笑

ボイスレコーダー!や
もろもろ録音できるアプリはありますので、はい


一緒に声をだして
今日からワンタッチ録音録画スクショ!

まとめ1
会社とやりとりする時は、録音録画スクショ基本


ちなみに画面スクショはGYAZOおすすめです^^
アシスタントの確認作業にも使えますよ!

GYAZO
https://gyazo.com/download?dl=now


気をつける項目2「協議をする」

これは自分が実際「やっちゃったなー><」っていう契約ですね。

弁護士から言わせると「協議する」だけだとダメらしく

正しくは「協議した上でお互いの承諾・同意を得た上で決定する」という
1文もないといけないみたいです。

「協議する」だけだと
協議したよね!話きかせたよね!じゃあOKってことね!^^(

ってことになるらしいです笑

「あれれーなんのための契約なのー?」って感じですが笑

たしかに契約上そういうふうにも読めるなと思ったので
「協議の上」だけで載せて安心士ちゃダメなんだなぁと
これは反省しました。


まとめ2
協議した上 のあとの文をしっかり見よう
「協議した上でお互いの承諾・同意を得た上で決定する」と記載しよう。

気をつける項目3「著作者人格権を行使しない」【※かなり重要】

https://kigyobengo.com/media/useful/837.html

もしこの項目が契約書にあった場合は
「あ、この会社やばい会社だw」
って判断してもいいです笑


基本的にこの項目をいれる弁護士は「センスがない」と思います。

なのでその会社はセンスがない弁護士と組んで
「かわいそうだなぁ…」という気持ちです。

お悔やみ申し上げます。


ただ蓋をあけると「著作者人格権を行使しない」はかなり恐ろしい契約で…

近年では「なくしたほうがいい契約なんじゃないか?」って言われてるくらいです。

「著作者人格権」とは
クリエイターの「名誉」や「作品への思い入れ」を守る権利です。

こういった感情的な部分についての権利であり、作品の財産的な価値についての権利である「著作権」とは別の権利です。

引用:著作者人格権とは?わかりやすく解説


かんたんにいうと
著作権を向こうが持ってても
著作者・原作者(作った人)がコンテンツに対して訴えることができる権利

実際これが契約書で見つけた時は
「出たー!」て なんか珍しいポケモンを見つけた気持ちになりました笑

なので「行使しない」と結ぶと
著作者が持ってるかなり強い権利を使えない

著作者に不名誉なことをされても
クオリティーくそ低い作品をつくられても

文句が言えないということになります…

こわいな~ こわいな~ 現代版の怪談だな~

幸い
私はこのことは「バベル裁判所」で知ってたので
「バベル裁判所で見たー!w」なんか面白いのと同時に
「この会社やべーw」って気持ちになりましたね笑


え?もちろん私は「著作者人格権行使する」と結びました!



会社の信用を失くすことにもなりかねないので、
あんまり入れないほうが良い契約かなと思います!

ためになったねー

まとめ3「著作者人格権を行使しない」を契約に入れる会社は
「やばい】認定してOK 
それをいれる弁護士はセンスがない(※個人の感想です)

ふざけて書いてるようにみえますが
マジ気をつけましょうね



最近この「著作者人格権」で罠か…って思ったのが
「限定的な著作者人格権を行使する」

限定的な例(18禁とか風俗系・反社・宗教の表現など)

色んな話をきくと作家が「これをしてほしい」というのがこの項目にはまらないと、会社は好き放題できるという…ことにもなるので
限定的に「著作者人格権」を結んではいけないと思いました

「限定的な著作者人格権」は意味がない!


気をつける項目4 漫画媒体と関係ないメディアで展開するのに「単行本化したとき印税よこせ」&「電子印税なし」

「は?」

もうこれは漫画家であれば「ん?どういうこと?」ってなる

これは私が経験した契約の中で もっとも意味不明な契約内容でした。

ちなみに私は契約を結ぶ前に
「あなたたちは原作の制作に関わってないのに、なんで印税渡さないといけないんですか?」って断ったので事なきを得たのですが…

同じような契約結んでる人がいたら、いけないなと思ったので
「これはおかしいこと」って言っておこうと思い
今回選ばせてもらいました!


こういう契約を結んでる会社は
これを読んでる段階で「作家とのトラブル起こるよやべぇよ、やべぇよ」ってなってるのかな

だったら最初から契約に入れるな!


まとめ4
「おかしいことは、おかしいと言おう!」


気をつける項目5「著作権買取り」

これは結構有名なので気をつけてる人いると思いますが
Webtoon 、コミカライズ、ソーシャルゲームや小さい出版社では余裕である契約…

もう潰れてほしい…笑

とりあえず そういう契約をする会社は、潰れる呪いをかけておきます笑

結構、名前が売れてる出版社もこの契約は存在しているので…
SNSでは何度かそれで炎上してる会社は多いと思います。

ぜひ、社会勉強がてら 検索して探してね笑

買取はさせないようにしてほしいかな?
ただ買い取りするメリットもあるといえば
自分の許可の手間が省けるくらいかなーって感じです。


コミカライズ経験者として
でも自分が絵を描いたのに それを著作物として使用できないのは
クリエイターとしては不毛な作業になるので…

今後活動する人はこの契約は結ばないよう気をつけてほしいです。


ちなみに中○系や韓○系の会社は
さらっと著作権買取、作家に印税なしって言ってることが多いので笑
「連載がないから…」「仕事がないから…」
手をだしてほしくないですね…

もしそれを共用されても他の権利を強くするとかでバランスとってほしいかなー

こういう契約をする会社の下で
描くくらいなら、同人誌描くほうが良いと思います。

私がこうした記事を描くことで、そういう外資系も
「あ、自分たちはこのままじゃだめだ」って
意識を変えてほしいですね~


まとめ5
「仕事がない」「連載の仕事ができるから…」で自分と著作権を売らない!



最後に

記事は終わりになります。

実はもっと色々書きたいのですが
まだ私の契約リテラシーが高くない状態なので、
今はこれくらいしか書けないと思い 終わらせてもらいます。


近年はクリエイターや作家も契約リテラシーを高める動きもあり
以前よりは改善していく動きが見えてると思います。

しかし、それでもクリエイターや作家が
不利な契約は多く存在しています。


この記事を読んでる人の中でも
契約で痛い目をみた人も多くいるとおもいます。


私達ができるのは、こうした契約の注意喚起を
SNSで発信していくこと
(営業妨害・名誉毀損で訴えられない程度に笑)


私の好きな「バベル裁判所」というYouTubeチャンネルがあるのですが
話の最後に「法律は知ってるものの味方です」というキャッチコピーがあるのですが

私の場合は
「法律は、使えるも者の味方」かなと思っています。


なんか名言ぽいのできたので
ヤクザと目つきの悪い女刑事の話に出てくる
蝿沼ってキャラに言わせようかなと思います笑


それでも私は晒したい人へ

弁護士から聞いたけど
実は契約を結ぶ前であれば「こんなやべー契約あったーw」って
暴露することは出来たりするみたいです。

なのでこの記事を読んだ人は「あ、同じ内容のあったわ」って漫画やSNSで晒してほしいかな笑


あの作者は暴露するやつだというレッテルもはられるのが怖い…

引用のためツイートを貼っていますが
この漫画の4Pで
「あのクリエイターは暴露するやつ」というレッテルが
貼られる諸刃の剣という表現があります。


まぁ…うんわかる
ただね私から言わせれば

最初から言われてヤバいことをする会社が悪い!

という気持ちで言えばいいと思うので
気にしないで声を大に発信してほしいです。


作家の意見が大きくなり世論が味方になれば
こういった会社も契約も消えていくと思います。


それでは、今回は終わりにしたいと思います。
反響があったら、また契約系の記事は書きたいですね。


わたしの記事が、あなたの創作活動の
お役に立てれば嬉しいです!

それでは、ここまで見ていただき有難うございました!

晴十ナツメグ


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