忍鳥摩季の紳士的な推理〈読書記録〉

忍鳥摩季の紳士的な推理

こちらは、特殊設定に特化したミステリー短編集でした。
どうもミステリ好きなので、タイトルに「推理」と書かれていると手にとってしまう…。

タイムリープや空間のループ現象など４つの超常現象に関する事件を表紙の彼女・忍鳥摩季（おしどりまき）が解いていく。

普段は、頼りなくどこかのんびりしている雰囲気のある彼女が、謎解きになると急にため口になるなど豹変するには理由がある。

まるで、「眠りの小五郎」と評される迷探偵・毛利小五郎のように、彼女と一緒に謎を解く誰かの存在が関係しているのだ。

気になる方は読んでみてほしい。

この本は、しり上がりに面白くなっていったので、1話目で離脱してしまった人は再読するのもいいと思う。

最終話は、事件も意外な結末だが、今まで明かされなかった謎がつながり、悪くない読後感。

コミカライズしても面白そうなライトな読み心地でした。
楽しい時間を過ごせました。

では、また！
今日も良き日をお過ごしください。