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知らぬ間にワーグナー

前田家本邸洋館でのコンサートまで一週間を切りました。
お申し込みをいただくたびに、クリスマス目前の大切な休日にコンサートのための時間を作ってくださるんだなぁ…と。
お客さまにはほんとーーーうに、感謝の気持ちでいっぱいです。

今日はちょっと前日譚のようなお話ができれば、とnoteを開いてみました。

季節柄、今回テーマはクリスマス。
言わずもがなキリスト教に根付いたイベントなので、西洋音楽にはありとあらゆる楽曲が存在します。
できるだけ多角的にお楽しみいただけるようにプログラムを組んで行った結果、私たちには珍しくちょびっと現代寄りな選曲になりました。
もちろん大半はロマン派の時代にできたものだし、定番のキャロルは古典中の古典。
そのなかにも近現代がちらつくといいますか、なんかこう一歩外に踏み出したような楽曲が多い気がしています。

って思ったのは、この人の影響を受けているものが結構あったんです。

…リヒャルト・ワーグナー…

私は全くレパートリーではないし、オペラを聴いたのは数えるぐらい(一本まるまる観たものは果たしてあったのだろうか…)。
かろうじてガラで重唱をやったことがある程度。
ワーグナー歌いって特別だもん、楽劇って長いもん、モチーフなんてよくわからないもん。
となんやかんや理由をつけて、正直敬遠していたのが事実です。
でも、ヴォルフやフンパーディンクにフランク、そしてチャイコフスキーにも少なからず影響を与えていたひとだということを目の当たりにして、「すごいひと」を実感しているところです、いまさらながら。

与えたというよりも、彼らは影響を受けざるを得なかった、という状況だったんだろうなぁ。
例えるなら小室サウンド全盛期に、宇多田ヒカルちゃんが出てきたときのような衝撃?!
…あ、世代がバレますね笑…
この例えが正しいかわからないけれど、リアルタイムで「なんだこれは!」「どういうこっちゃ」って、みんなが意識せざるを得ないほどの新しい音楽を作り出していた人なんだと思います。
その転換期を経てクラシック音楽は近現代へと向かい、いまも身近なところだとよく言われるスターウォーズとの関連性なんか、あぁ、確かにね。。って思いますよね。

音楽家たちの見えない想いが交錯して、曲は作られている。
お客さまにもそんなところを、少しでも体感いただければと思っています。

おかげさまでたくさんのお客さまにお申し込みをいただいています。
ありがとうございます。
もう少しお席が出せそうなので、もしご興味ある方はご連絡くださいね。

音楽くおどりべっと

classic-concert-r@outlook.jp

今年は紅葉が遅かったのでお庭のカラフルな木々も楽しめるといいなぁー。。
あとは晴れてくれますように!!!


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