夏木ゆうな

いつかだれかの心に届く言葉を紡げるよう、とにかくたくさん書いて書いて書いていこうと思い…

夏木ゆうな

いつかだれかの心に届く言葉を紡げるよう、とにかくたくさん書いて書いて書いていこうと思います。

最近の記事

アラスカに行きたい

アラスカに、途方もなく惹かれている。 新婚旅行なるものの機会があれば、ハワイでもモルディブでもなく、どうしてもアラスカにいきたい。 特に白夜のアラスカに行って、ほの明るい夜の山を、どこまでもどこまでも歩き続けたい。 突然「アラスカ」というものがイメージをともなってわたしの中に入ってきたのは、1年半前のこと。 恵比寿で偶然やっていた星野道夫の写真展にふらっと入り、そこに広がっていた壮大で迫力溢れる大自然に圧倒された。 春の大地を駆け抜けていくカリブーの群れ、 月明かりの

    • 20年を経ても蘇る記憶

      7月15日。建築展に行った。 天王洲アイルの WHAT MUSEUMで開催中の「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで –」という展覧会 木造建築から宇宙滞在空間まで、様々な建築の骨組みが展示してあった。 会場に入ると早速、法隆寺五重塔1/10の巨大模型が現れた。 模型を見た途端、小学生の頃の記憶が蘇った。 国語の教科書に、法隆寺五重塔の建築技法について書かれた文章がのっていた。「大きな木の柱が塔の中心を貫いていることで、地震が発生しても塔がバラバラにならない建築構造

      • スイカバー発明秘話(想像100%)

        7月14日。夏だ。 今日は実家に帰っていた。 母は昔からスイカが好きで、「夏はスイカを食べると元気になる」と言い、台所に立ったままシンクに身を乗り出し、果汁を滴らせながら1/8カットを1人でジャクジャクと食べ尽くす。 「あんたも食べたら?」と、食べかけのスイカを渡された。 私は小さい頃から、別にスイカが好きではない。 ほんのり瓜臭さのある、あのぼんやりした淡い甘さを特別おいしいとは思わない。 でも、母がスイカをあまりにおいしそうに食べるので、「夏の風物詩としてちょっと

        • 弓道でジャンケンは強くなるか

          7月13日。29歳にして、先月から弓道を習い始めた。 弓道を始めたのは、年齢を重ねるごとに弱くなっている気がする自分の"勝負強さ"を鍛え直したくて。 20歳ぐらいまでは我ながら勝負強く、プレッシャーがかかればかかる程、本番が1番上手くいくタイプだった。 中学1年生の体育祭、バレーボールの試合では自分のサーブだけで連続13点を獲ったし(運動神経が特別良いわけでもない)(そもそもどういう試合?)、発表なんかで人前に立つとテンションが上がり、練習していなくても上手く話せた。

        アラスカに行きたい

          言葉の力で世界を変えること

          7月12日。言葉の力ってすごい。 とても心の通った言葉を書かれる、著名なコピーライターさんのお話を聞く機会があった。 言葉の力で、見え方を変える。 広告で世界を変えていく。 そういう気持ちでコピーを書いているとおっしゃっていた。 たしかに、短い言葉でものの見え方をガラッと変える広告コピーのすごさを実感する。 私が1番好きなのは、カロリーメイトのこのコピー。 考えつづける人にとって、 栄養は、味方になる 満腹感は、敵になる KEEP THINKING. しっかり商

          言葉の力で世界を変えること

          長濱ねるちゃんのエッセイがおもしろい

          7月11日。長濱ねるちゃんのエッセイがおもしろい。 ギャクセン的なおもしろさがあるわけではないし、なにか特別な出来事が書いてあるわけでもない。学生時代の部活動の話や、友達と本屋さんに行った話。誰にでもある日常を書いているだけなのに、つい引き込まれる。そして、その話の中に流れていた空気感のようなものが心にのこり続ける。 なんでこんなにおもしろいんだろう。 何度も読み返して、ふと「読んでる人が頭の中に情景を描けるぐらい細部まで言葉で描き切るパワーかも」と気づいた。 たとえば

          長濱ねるちゃんのエッセイがおもしろい

          青い未来のぎんなん feat.1時間舐めつづけられる飴

          7月10日。バスの中から、青空をバックに揺れている青いイチョウの葉っぱを眺めていたら、葉と葉の間に実がなっていることに気がついた。葉っぱとまったく同じみどり色をした、未来のぎんなん。ひとつ目に入って、あれっ?と思い、よく見たら、一枝に20個ぐらい、ぼこぼこついている。 まだ固そうで、11月頃に地面に落ちているようなぐにゃぐにゃしたやわらかさはまったくなく、それなのにぎんなんらしい、独特の質感。つやのない、なんて表現すればいいんだろう。 あれに似ている、と思った。 小学生の

          青い未来のぎんなん feat.1時間舐めつづけられる飴

          一歩踏み出せない人間のへなちょこ第一歩

          今日から日記を書いてみようと思う。 日記。 上手い文章、おもしろい内容でなくてもいい。 毎日書くことに意味がある。質より量。量からしか、良いものは生まれないらしい。 文章が上手くなる秘訣は、とにかくたくさん文章を書くこと。大好きなあさのあつこさんがなにかの雑誌でそう書かれていた。 物書きになりたい。どんなに小さな影響でもいい、だれかの心に届いて、なにかを思うきっかけになったり、ふと心の片隅にのこるような言葉を紡ぐ人になりたい。そう思い続けてきた。 心を動かされる文章に出会

          一歩踏み出せない人間のへなちょこ第一歩