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短編小説『サンタクロース』

12月の一大イベントと言えばクリスマスである。
そしてクリスマスと言えばサンタクロースというプレゼントを無償でくれる全身、赤白の服を着た白髭の大男である。
しかし果たしてこのサンタクロースは、一体いつから存在していたのか?
今回は、この『サンタクロース』のルーツを探って行くことにしたのだ。

今回その『サンタクロース』を調べるにあたり、まずは、この男は何処の出身なのか調べてみた。
この男、諸説あるようだが歴史の中では最初に表れたのは、フィンランドではないかと言われている。
しかしその当時、袋を提げていた訳ではないようで、どちらかというと妖精のような存在と思われていた。
妖精、日本では、可愛らしい小さなイタズラ好きな女の子というイメージであるが、北欧や海外諸国では、妖精は、悪魔の1種と言われている。人を騙し貶める存在と思われている。
そんな邪悪な存在がいつからプレゼントを配るような優しい存在へと変わったのか。
当時のフィンランドでは、サンタクロースは、本来子供を早く寝かせる為の言い伝えであった。
このサンタクロースの話について1つの転機が訪れた。
それは、アメリカでのある悲しい事件だった。
アメリカでは、年末年始に一族総出でお祝いをする為にクリスマスから集まるようになっていた。
ただその際、『ホームアローン』という映画のような事件が起きたのだ。
その内容は、映画のような生易しい話ではなかった。

その日は、大量に雪の降る日で、街道は静かで雪の積もった暗く深い銀世界が広がっていた。
その道を全身を真っ白のコートを着て周りをウィンドウショッピングするように1人の男が歩いていた。
そして、1件の灯りのない家に入っていった、、、窓を割って。
そう空き巣だったのである。
男は、慣れたもので金目の物を手持ちの袋に詰めて次の家に向かった。
そして次の家でトラブルが起きた。
家に子供が残っていたのだ。

その後その家から真っ赤な服に白い大きな袋を抱えた男が出ていった。
そして事件が明るみになり街中が恐怖してしまう連続殺人事件となったのだ。。

そしてこのままでは、悲しい年越しが続くというのを嫌った大手玩具メーカーがある記事や、噂を流した。

その内容は、クリスマスの日に子供達が良い子に早く寝ていると、枕元に赤い服を着た妖精がトナカイに乗ってプレゼントを届けに来る。
そして大人は、早く帰り子供達にプレゼントの玩具を届けよう。
つまり返り血で真っ赤な男といい事をする真っ赤な男をすり替え
死体を抱えた袋をプレゼントの袋にすり替え
少しでも街の空気を変える噂を流した


ソレが今の世の『サンタクロース』の原型と言われている。

次のクリスマス、、あなたの部屋に来るかもしれない。
、、、、真っ赤に染まった連絡強盗殺人犯が。





あとがき

全部うっそでーーーす!
本当のルーツは、なんも知らん。
いかがだったでしょうか今回の小説は?
楽しめたなら幸いです。
では、次の作品で!

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