見出し画像

遺書No.55 不条理と知りつつ寛容ならざる人の念。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

----------------------------------------
2004.8.30
----------------------------------------

こうして毎日遺書を追記するのも、
ちょっとだるい時がある。

ま、ちょっとアンニュイ、
かつ小粋なJokeもでやしない、
メンタルが弱ってる時ね。

というのも最近、ストレスが溜まりすぎて怖い。
何やら胃だのすい臓だの肝臓だのお尻だのに、
穴が空きそうで怖い。
情緒不安定って訳じゃなかとよ。

そして今日は、どうしても言いたい事ある。
誰にって?
それはね、毎年夏になると俺の安眠を妨害する、
ひどく有名な『彼等』にです。

そう、小さい頃からモテモテなの。
奴等(アレ、表現が悪くなってる・・・)ってさ、
昔っから俺が大好きらしくてね。
モテすぎるって、困っちゃうのよね。

特に、夜な夜な俺を慕ってくる癖に、
感謝の気持ちが全く感じられない部分とかね。

やらしい音を出しながら、
聴覚と俺様の想像力を利用した攻撃で愛撫してくるし。

でもそんな奴等にちょっとだけ同情するのはさ、
たぶん悪意があってそうしてる訳じゃないんだよ、きっと。
ただ、好きで好きで、本能がそうさせてる。

そして実際に俺を困らせるのは女性が多いのに、
なまじ女性よりも目立つというだけで、
集中的に嫌われたり反撃されるのは男性が多いってとこ。

まさに、不条理。

その一点において、同情の余地はあるよね。

まぁ、だからと言って許すほど、
俺様も甘くないぜ?

悲しきかな、不寛容な社会。

あ、失礼。
奴等が何者か言うの遅くなっちまったね。
まぁ大体予想ついただろうけど。


It's a mosquito!

蚊 ですよ、 蚊。


俺様の血を吸う度胸は褒めてやる。
その代わり、俺の掌によって圧殺されても文句はゆうなよ?

あとさ~。彼等に言いたぃ最後の一言があるの。


血が吸いたいなら好きなだけ吸ってくれていい。これは、本音だ。
心からそう思うのよ。

だけどね?


あとで痒くなる変な液体だけは入れなぃでぇっっっ!!!!


今の忠告を聞いたか?全国の蚊の諸君よ。
もし、来年の夏も俺に変な液体を入れたら、
火炎放射器で異常大量発生したイナゴの群れを焼き殺すが如く、無残な仕打ちをしてやるぜ。


覚えとけ!!∑d(゚∀゚)


----------------------------------------
2021.9.10
遺書を書き始めて55日目の投稿内容。
ただのアホですわ。


過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。