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遺書No.699 思考停止した高性能ロボよりユニークな大人になれとアウトローは教えてくれた。

※この記事は2004年7月6日から2009年7月5までの5年間毎日記録していた「遺書」の1ページを抜粋して転載したものです。

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2006.6.6
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地元の親友の家に泊まった時。
酒も入ってて夜更かしして、
明け方の5時半くらいに、皆眠気に襲われた。
数分後、座布団抱えて寝てる一人が寝言で、

「夢オチかよっ!」って叫んだ・・・。


いや・・・待て、アナタこそ今まさに、
絶賛夢の中だけどなッ!!



こんばんわ、みーくんです。



今朝、出勤途中にあった話なんですけどね。
交通量が殆どない交差点で、
赤信号の横断歩道を渡ろうとした時の事です。

園児を連れて散歩中の保育士さんに、

「良くない影響を与えるので、子供達が見ている前で信号無視しないでください。」

と、言われました。

正直な気持ちを言えば、
『おぉ、今時そう言える人もおるんや~』
と感心もした。

だが、ふむふむ、もっともな意見だな。
と思ったのも束の間、
その時の気分がちょっとアウトローだった俺は、
子供達に向かい、言ってやったのさ。

「ボク達?ルールを守ってるだけじゃね、
 この世界は生きていけないんだぜ!」

保育士さんからは、もちろん、
この世のクズを見るよな目で見られましたが、
俺はその無言の非難を受けて、
さらにこう続けました。

「いいかいボク達?
 世の中には色々なルールがある。
 それらは皆が数々の体験や失敗を重ね、
 その学びから決められたモノが殆どだ。
 だから守ることは大事だよ。


 でもね?なぜルールを守るのか、
 その理由も必ず考えるようにするんだ。


 決して「そう言われたから」とか、
「そう決まっているから」なんて、
 理由になるようじゃダメだぜ?

 目的を知れば、
 守らなくていい場面がある事も分かるし、
 手段が目的化した馬鹿な生き方もせずに済む。
 
 例えば、見晴らしの良い田んぼ道で、
 絶対に今は車に轢かれる心配がない時、
 つまり今ね、その赤信号を守る意味、
 渡ってはいけない理由ってあると思うかい?

 まずは考えてみよう。
 それでもし、答えが分からない場合は、
 『なんで車が通らない安全な時でも、
 渡ってはいかないの?』
   って先生に聞いてみるといい。
 
 ダメに決まってるでしょって、
 そう返ってきたら…

余りにも予想外な展開だったのか、
呆気にとられていたか、
そこまでは黙って聞いていた保育士さんが、
流石にこれは異常事態だと気付いたか、
或いは俺の危険思想に我に返ったのか、
そこまで話したところで割って入られた。


いいかいボク達、
思考停止した高性能ロボットなんかになるな。
人と同じことが出来なくてもいいから、
自分だけ心の反応と気持ちを大事にした、
ユニークな大人になるんだぜ!
(*´―`)

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2022.6.3
毎日遺書を書き始めた当時699日目の投稿内容。
おいおいおいおい、ちょっと待て16年前の俺。
当時はフザけたネタ色も混ぜた皮肉のつもりで書いたと思うけど、なんか今のボクよりもずっと大事なこと、分かってた気がするよ。。


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