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Words written in 1993. from "黒歴史ポエム"


『二重拘束』


体中の神経が束になって震える
 そんな感覚に似た衝撃に射たれ
脳裏に浮かぶ貴女の顔が
 音もなく闇に溶けてゆく

少しの思い出と 熱い感触が
 今も色褪せずに 胸に居るのに
考えるだけで 神経が否定する

この想いは愛ではなかったのか
 記憶の部屋に横たわり
声も届かず 居続けるのに
 現実が思考を拘束する
唯一 繋がれてた真実は
 今 ここに居ないという事実

そう 唯一頼れる過去の記憶が
 自分を幾重にも拘束し
新しい一歩を踏み出せずにいる・・・




過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。