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モヤモヤの効能仮説。

こんにちは。
最近、社員メンバーのモヤモヤを趣味のように聞き続けています。
当初想定していたよりモヤモヤ効能の気配を感じています。

モヤモヤとはなんたるやという定義は曖昧にしたまま、モヤモヤ壁打ちに関する効能仮説を書いています。その辺もまだまだ発展途上〜、ということでご容赦ください笑

問題発生の予防策になる

聞いたモヤモヤに、本人の中に眠っている「第六感」を発動させたような気配を感じることがよくあります。

なんだかヤバい気がする・・・と感じながらも、本人が本当にヤバイのか?勘違いなのかしら?考えすぎなのかしら?と迷っているようなケースを思い浮かべていただくといいかもしれません。

それ、考えすぎでは?
それ、根拠あるの?

一蹴してしまいそうな、微かな気配のモヤモヤです・・・笑

こういうときのモヤモヤを聞いてみると、放置しておくとトラブルや問題に繋がる予知的なものが多いなと感じています。

「自身に解決手段の引き出しがない・自信がない」状態ゆえにモヤモヤが発生してしまうようなのです。捉えている問題も原因もいいところを嗅ぎ分けているのだけど、どう解決したらいいのかがイメージついていなく、グルグルと迷っていくと・・・。

何の問題でもそうですが、着手スピードが遅れれば遅れるほど、炎上したときの消火負荷は大きくなっていきます。そのため、本人は不安でしょうが、周囲にとってはこういったモヤモヤを聞けただけで、本当にありがとう!事案だなと感じます。

このようなとき聞く側は、今感じている問題ってこういうことですかね?と、相手の中に眠る言葉や、感じたきっかけを模索してあげるのがポイントそうです。

本人が「そうそう!」となれば、早めに解決策を一緒に検討できるので「リスクヘッジ」という観点で非常に大きな効能をもたらしてくれます。

自分のスキル的な自信の無さが根っこにあるケースが多いため、こういったケースの場合は経験のある人がモヤモヤを聞いてあげるのがいいのかもしれません。

問題の発症率が下がり、いい感じになる可能性があるモヤモヤ効能の一つです。スキルを満たしていないローキャリアのメンバーが、モヤモヤを話すだけで周囲に役立つ!なんてシーンも生まれていく気配を感じました。

1点補足をすると、こういったモヤモヤは見逃しやすいので要注意だったりもします。不安だけを聞いているので、「とにかくやってみてから相談して!」とか「評論じゃなく、まず自分で整理して!」というアドバイスをついついしたくなるものも多いためです。聞く側のリテラシーも問われますね笑(自戒)

問題は自分が生み出していることに気がつく

とある人のモヤモヤをいくつか聞いているうちに、どれも同じような考え方によって発生しているのかもしれない感じたことがありました。

少し話は逸れますが、私は自分が嫌な人間だなーと思うことがよくあります。なぜかというと、問題を解決するのがとても好きだからです。

言い換えると、問題が起きてくれた方が好きなことができると・・・自分は火事が起きるのを楽しみにしてしまう消防士みたいなんじゃないか、と感じることがあるのです。

ただ、そんなこと考えてしまうと、身動きが取れなくなります。笑

そこで、私の場合は「自分が感じているモヤモヤや問題を、他の人が同じように感じているとは限らない」という前提を持つことで心の逃し場を持つようにしています。

例えば、目の前で子供が泣いている時にどう感じるでしょうか。

「わーヤバイ!体調悪いのかも!」と、モヤモヤし出す人もいれば、「そうだ、その涙の数が成長なんだよ!」と、微笑ましくみている人もいる。

それぞれの考え方の癖によって世界はまるで違って見えているはず。と思うようにしています。

話を戻すと、世界を同じ考え方で見ている限り、似たものに対してモヤモヤが発生しやすいのではないかと思っています。とあるメンバーからモヤモヤを3つ連続で聞いた時、あれ?これってどれも同じモヤモヤっぽくない?となったことで気がつきました。そう、モヤモヤ・問題は自分のメガネだからこそ生み出している可能性があるのです。(他の人には見つけられない)

モヤモヤが解決しなくとも、自身の考え方の癖や、モヤモヤ・問題の発生する傾向を感じとることができるのも、モヤモヤの効能なのではないかと感じています。

組織に支えあう文化が生まれる

「モヤモヤ」が言える、聞いてもらえる組織はとても魅力的なものになっていくのでは?という気配を感じています。

モヤモヤと似て少し非なるニュアンスの言葉として「相談」があります。相談は、会社や組織の文化にもよりますが、「何が目的なのか整理してから相談をして」といったようにお作法が必要なケースがままあります。ただ、どうしたらいいのかうまく伝えられない場合も相談していることが多いため、「そんなこと言われたら相談できねーよ!(もう二度とあなたには聞かない!)」という本人の心の声が聞こえてきがちです。

そういうときの逃げ場的としても、「モヤモヤちょっと聞いてもらえますか」といった形で相談と違う位置付けに、モヤモヤがあるといいなと思います。(それも聞いてもらえない会社は、怖ーい笑)

そして、モヤモヤを容認できるかどうかは組織風土の在り方にも大きく関わりそうです。なぜなら、モヤモヤは自分の弱さをさらけ出すリスクだったり、評価が下がるのではないか?といったデメリットを内包しているからです。

一方、不安な本人が思っている以上にモヤモヤの価値はありそうです。

「人の役に立ちたい」という動機を持った人はたくさんいて、その人たちにとっては、モヤモヤと問題を抱えてくれている人がいた方が活躍できるためです。

モヤモヤが言える、モヤモヤが聞ける。

そんな風土になってくると実務的にも、心理的にもメリットが生まれますし、何よりも自然な支え合い文化が生まれるのでは、という気配を感じています。

つまり、モヤモヤは、言葉にしきれない良い気づきを組織やビジネスに与えてくれる何か、「サムシング グッド(何それ?笑)」なのです!

今日はこんな感じです。
みなさま、良い一日を〜。

twitterもやっています〜。
今日は妻との壁打ちをしました。

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