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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる88】勇者が「こいつ仲間にするんじゃなかった・・・」なんで?

今日は、地元のカフェの夏祭りに参加してきました!めっちゃめちゃ映える『りんご飴』を食べて、ヨーヨーつりとスーパーボールつかみもやった!楽しかったです!

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さて、本日のお題は『勇者の仲間』です。勇者の仲間の様式美としては、古典的なところでいうと『桃太郎』などが当てはまりますね。桃太郎がお供にするのを拒んだ仲間については過去に記事にしているのですが・・・。

この時の回答は以下の通り。

・「ドラゴンボール」フリーザ

フリーザが何をしたのかあんまり知らないですが、インドア派の(この記事ではそういう設定)桃太郎からしたら、恐怖で支配するやり方は絶対に嫌だろうから。

・「天空の城ラピュタ」 ムスカ

何をしでかすか分からないし、すごく年上の成人男性なので、やりにくそうだから。

・「ガラスの仮面」乙部のりえ

主人公を奮起させ、鬼退治という大舞台に立たせることに成功した「キジ」と正反対のことをやっていることから。あと、すごく美人な年頃の女性なのでやりにくそうだから。

勇者と桃太郎の違い

そもそも、『勇者』ってなんなんですかね?みんなRPGとかでお馴染みの存在として受け入れているけれど、『勇者』って言うくらいだから、何かを成し遂げて偉い人たちに認めてもらえるまでは、名もなき一般人のはずなのですよね・・・現代だと、現実を見ていないだとか、頼まれてもいないニートだとか色々言われるのでしょうね・・・嫌だなあ(どんなことでも、自分にはできないこと、やらないことにに対して、実際に行動に移している人はすごいと思います。世間から『勇者』だと呼ばれると言うことは、普通に生きるよりもずっとずっと怖いことなんです)。

勇者とは?

ウィキペディアによると、『勇者』とは以下のような定義になっています。

勇者(ゆうしゃ、ゆうじゃ、ようしゃ)とは、勇気のある者のこと。同義語・類義語に勇士(ゆうし:主に軍人)、勇夫(ゆうふ:男性)、勇婦(ゆうふ:女性)などがある。
しばしば英雄と同一視され、誰もが恐れる困難に立ち向かい偉業を成し遂げた者、または成し遂げようとしている者に対する敬意を表す呼称として用いられる。武勇に優れた戦士や、勝敗にかかわらず勇敢に戦った者に対しても用いる。
ファンタジー作品において勇者は魔法使いやドラゴン、魔王などとともに頻出し、主人公もしくはそれに準ずる重要な人物、または作中の伝説における人物として登場する。上記の意味に加え、他人にはない特殊な血筋や能力を有する存在として描かれることがある。

出典:勇者 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なるほど。つまり、勇者とは勇気があり、時として特殊な能力をもつ勇敢な戦士のことを指すのですね。『ダイの大冒険』とかがそうなのでしょうか(あんまり知らないけど)。最近では、この『勇者』とやらの性格や人格がねじ曲がっているパターンのパロディ物語も見受けられますが・・・あんまり趣味ではないのですよね(「20世紀少年」とかは悪人が世界を支配するに至っています。ただこの場合、舞台が『現代社会』だからまだ分かるというか・・・ファンタジーの世界でそれをやったらおしまいだと思うのですよね)。このWikiを見る限りでは、そのような人間は『勇者』とは呼べないのでは・・・。

勇者が「こいつ仲間にするんじゃなかった・・・」なんで?

ここまで書いて分かることは、

・性格や人格がねじ曲がっている

・事実かどうかわからないことを大げさに吹聴し他人の評判を落としておきながら、自分のことは論理で正当化しようとする

・他人を信用しておらず、平気でうそをつくサイコパス気質

これらはもう、言うまでもなくNGですね。むやみに他人にマウントをとったり、誰かの手柄を妬んだり認められないというのは、勇者の仲間としてはそうとうキツイはずです(勇者ではない現代人の多くが、こうした些細な嫌がらせに対して「人間なのだからそれは当たり前」と開き直りがちですが、だからこそ尊くありたいと思える方が健全な社会だと私は思います。それだけの理由があるとか、された側には一切関係なく嫌なものは嫌なんです。どんな理由があっても、悪意を正当化することだけはしてはいけない。少なくとも、それではいじめは絶対になくなりません)。

そもそも、命がけで世界を救おうなんて気概のある人間なんて本当に稀なのだから、そこに水を差してくる人間なんて、百害あって一利なしだと思います。ガンバレ、全国の勇者・・・。

ちょっとあんまり面白くない感じになってしまったので、もう少し追加で考えます。

・個人的な思い込みで突っ走り、いろいろな面倒を起こしておきながら「良かれと思ってやったのに!」と逆切れしてくる

いや、だから・・・こういうスカッとジャパン系の回答じゃなくてね・・・もっとこう、朗らかな雰囲気の回答をだな・・・。

・何を言っても否定してくる

・見た目で人を判断し、他人の容姿をいじる

・全人類を下に見ている

・他人に嫌な思いをさせておいて、家に帰ってパフェ喰ってぐっすり眠っている

この世界では、どうしても「良い人」の方が損をしがちです。何故かはわからないけれど、おそらくそういう風にできています。そんな中でも「勇者」は、もらえるものはもらい、どの街でも人に頼り、そこで親切な行いをすることで実績を積み、己の武器を片手に、少しずつ力をつけて魔王を打破してゆくのです。

人間が「勇者」になれるかどうかは、「もらえるものはもらい、どの街でも人に頼り、そこで親切な行いをする」という能力が不可欠に思えます。これができていないと、人が誰かのことを「勇者」とは呼ばないと思うのですよね・・・。「もらえるものはもらい、人に頼り、その分誰かに親切にする」誰もがそういう風にできれば、勇気・やる気・元気の源はもっと世の中に溢れてゆくのではないでしょうか。


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