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【大喜利のお題を選んで小話を書きなぐる54】ハワイ旅行。「こいつ連れてくるんじゃなかった・・・」なんで?

ハワイ・・・それは誰もが夢見る究極のバカンス。

様式美がキラリと光るアニメ番組で、お金持ちの同級生キャラクターが夏休みとかに親戚に連れてってもらう行き先の定番、それが「ハワイ」。つまり、日本の子どもたちが生まれて最初に覚えるバカンスの代名詞、それが「ハワイ」なのです。

最初に前置きしておきますが、私は「ハワイ」は行ったことがありません(一応言っておくとNYには行ったことがあるので、にわかのくせにアメリカについて知ったかぶりをしたがる癖だけがついてしまった)。

なぜ行かなかったのかというと・・・まず「人がバカンスで海外旅行に行ける条件」から説明せねばなりません。

条件一つ目、「余暇が十分取れる」こと。

当然のことですが、日本からアメリカでは、現地に行くだけでものすごく時間がかかります。NYの場合は飛行機で片道13時間。往復すれば移動時間だけで1日かかってしまう計算です。

「ハワイ」はアメリカにある島ですが本土からは離れており、片道約8時間ほどのようです。それでも往復すれば約1日ですね。

条件一つ目、「優雅に旅行を楽しめるだけの予算がある」こと。

当然のことですが、日本人からすると「ハワイ」はバカンスのために行く島です。この時ばかりは俗世のことを忘れ、青い海と白い空のもとで優雅にフラダンスを見て楽しんだり、美味しいご飯に舌鼓を打ち、現地のお酒でほろ酔いして・・・ああ、なんて素敵なのでしょう(行ったことはないけれど)。

しかし、優雅で楽しく過ごせるプランを選ぶには、当然それに見合う対価が必要です。つまりお金。

まず、ハワイへ行くには飛行機に乗らねばなりません。ここで往復10万円ほどすっ飛びます。5日間滞在予定とすると、ホテル代は合計7万~8万円くらい。

かかるお金はまだこれだけではありません。

ハワイの場合、観光地なので飲食店の料金設定は少し高め。ワイキキだと朝・昼は1,500円、夜は3,000円を下限と考えると良さそうです。

出典:実際どれぐらいの料金で行ける?知りたいハワイ旅行のお金事情 Tripα(トリパ)

現地での食費だけでも、単純計算で5日間で3万円はかかります。他にも現地のレジャー代、お土産代、交通費・・・もし仮に、キラキラ系女子に「ハワイ行こうよ!」と誘われて同意した場合、数10万円は軽くすっとんでいくのです。この現代社会では、何をするにも先立つものが必要になってくるということを、忘れてはなりません。

また、「ハワイ」に来たのがレジャー目的なのであれば、自分がお金がない事を理由に、現地のレジャーを楽しめないとなってしまった場合、同行メンバーに迷惑をかけてしまうことにもつながります。「こいつ連れてくるんじゃなかった・・・」と。私がNYにいったときは、一人旅だったにも関わらず数10万円は軽くすっとんでいきました。友達の少ない私でこうなのだから、友達が多い人なんかはもっとかかるはずです。

「ハワイ」に行くならば、何もかも忘れて現場で楽しめるだけの余裕必要なのです。事あるごとにお財布の中身を気にしていては、純粋に楽しめません。

つまり、「余暇」と「経済的余裕」がないと「ハワイ」には行けないのです。学生時代の私は「経済的余裕」が、社会人になってからは「余暇」が足りなかったため、条件にフルコミットすることができなかったのです。

ハワイとは?

そもそも、人は「ハワイ」に行って何をするのでしょうか。

かつて、職場のお姉さんに「阿部さんってハワイとか行かなさそう~」と言われたことがあるのですが(なんでそんなこと言われたんだろう)、私に関するどの要素がそう言わしめていたのか、今でもたまに考えてしまいます(そう言われてしまったからには、「ハワイ」へは誰かに連れられて行きたいと思っております。ぜひ誰か連れて行ってください)。

この記事を見る限り、ハワイには壮大なスケールの大自然(ビーチや断崖絶壁など)や自然公園、大きなリゾートホテルがたくさんあるようです。

せっかく余暇をすごすのだから、ちょっと贅沢をしてでも「ハワイ」の魅力を全身で感じたい。できるだけ現地でしかできないことをやりたい。みんなそう思っているはずですね。そうした欲求を真っ向から否定するような態度を取る人とは、一緒に行きたくないのではないでしょうか。

せっかくハワイに来たのに、ビーチで水着を着ず、日陰でずっとスマホをいじっている人

これは、ハワイに限らずなんだか嫌ですね。「何しにきたんだこの人」と、他人でも思ってしまいそうです。日常の喧騒から離れるためにも、スマホは一時期手放してもよいくらいです。

ビーチで、オタク用語の書かれたロゴTみたいな着古したシャツを着ている

せっかくハワイに来たのだから、身だしなみには多少気を使ってオシャレをしましょう。自宅で着古したTシャツをそのまま持ってくるなんて、センスが足りないぜ!(海外の人に受けは良いかもしれませんが・・・)。

ハワイ・・・それはささやかなアメリカンドリーム。

近いようで遠い、夢の島。

いつか行ってはみたいけれど、どうせバカンスなら「グアム」の方が安いし、個人的には「バンコク」みたいな都市の方がしっくりきてしまうし・・・だけどやっぱり、誰かが連れてってくれるならめっちゃめちゃ嬉しい。そんな魅力たっぷりの、贅沢な旅になりそうな「ハワイ」のことが、私は大好きです。行ったことはなくても、きっとずっとそう思っています!


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