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「どう生きるか つらかったときの話をしよう」を読んで【前編】

こんばんわ、なつきです。

「どう生きるか つらかったときの話をしよう 自分らしく生きていくために必要な22のこと」という野口聡一さんが書かれた本を読みました。


「どう生きるか つらかったときの話をしよう」には何が書いてある?

野口聡一さんは、これまで3度の宇宙飛行に行かれたことのある宇宙飛行士です。

大きな夢を叶えた野口さんが、宇宙から帰ってきてから10年という長きにわたって、辛い日々を過ごしていたことが冒頭で語られています。

その辛さは私の心の底にズドンと響き、お腹の中に大きな石を入れたように苦しい思いがしました。

その後、当事者研究に参加する中で「どうすれば、誰もが自分らしく生きていけるのか」の答えを探すようになったそうです。

第2章以降では、自分らしく生きていく具体的な方法について説かれています。

  • その辛さにどのように向き合ったか

  • 自分のの価値を自分で決めるには、どのように考え、行動すればよいのか

  • 自力で、自分のアイデンティティを築くにはどんなステップを踏めばよいか

①自分の価値を自分で決めること、②自力で自分のアイデンティティを築くこと、この2点を人が生きていくために大切なことだと野口さんは気づいたそうです。

私が人から評価されてつらかったときの話をしよう

きっと、生きている中で人から評価を受ける経験ってあると思います。

私は20歳代のころに周囲から評価される経験がありました。

一つ目は作業療法学生の実習生時代。
大学3年、4年のころに病院や施設で実習をすることが、作業療法学生のカリキュラムに組み込まれています。
初めていく土地の、初めて行く場所と人の中で、未熟な知識と経験と身体一つで乗り込むという、苦行です(私にとっては、ね)
心身をすり減らし、睡眠を削ってレポートを書き、眠い目を擦りながら実習へ通いました(遠い目)
自分でも全然できてないのは分かっているのに、全然できていないものを指導者の先生に提出して、評価されます。
できていないのは自分の責任ですが、常に見られている、どのように思われているのか、不安でした。

二つ目は新人時代。
国家試験に合格して、晴れて作業療法士となり病院へ就職しました。
自分以外はすべて経験年数が幾分も上の先輩方に囲まれて、常にできていない部分を指摘され、何かしらの評価をビシビシと受けていました。

三つ目は転職後の老健勤務初期。
これは今の職場です。
作業療法士になって5年目。
経験は多少あったけれども、回復期とはまた異なる視点を持って現場に挑む必要がありました。
職場のルールや慣習を守っていることに厳しいところがありました。
やはり常に見られている、評価されているのはストレスだったな。

こうやってみると、組織の中で学びなり、仕事なりをしていくには「人から評価される」ということが付いて回ることがよく分かります。

野口さんのように「宇宙に行く」なんていう大きなミッションでなくても、学生として実習を良きものにする、作業療法士としての役割を果たすなど、その場で求められるものは当然あると思います。

それでも、その他者からの評価の中だけで生きていると、自分が何がしたいのか?を問うたときに、きちんと答えを出せずに戸惑うことがあるんだということが読んでいた時の気づきです。

つらかった先に見えた不安の話は【後編】へ

さて、夜も更けてきました。残りは明日【後編】として更新します。では。

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