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本 #2 一切なりゆき~樹木希林のことば~


こんにちは

久しぶりになってしまったけど、またnoteを再開しようと思います。今回は最近読んでおすすめしたい本について書きます。



樹木希林さんの本『一切なりゆき』から、私が感じた素敵な言葉を紹介したいと思います。

忘れてしまわないこととアウトプットをすることが目的です。



私の人生に関わった人達、皆キラキラしてほしい

理想的です。




「やさしさ」という言葉でもどれだけ違うか。私は夫に対してとか、友だちとか男とか、そういうふうに決めないで人にやさしくしたいなと思うんですね。でもときどき目をつぶっちゃって、自分のことだけ考えてる。
だからひとつの「やさしさ」という言葉でもどれだけ違うかということなんですね。
私、何人かの人間とつきあって、その人が死ぬときに「あいつ、やさしい人間だったな」と思ってもらえるような、そういう添いかたをそれぞれにしていきたいなというのが私の理想なのね。そういうふうになっていったときに、すごく色っぽい女になるだろうなと思うんですよね。

誰か大切なひとの最期に、やさしい人間だったなと思われる人生を送りたいと思いました。それを色っぽい女と表現されているセンスに感動しました。




人間でも一回、ダメになった人が好きなんです
私は物を消費することに真実はないと思っていますからね。だから私は人間でも一回ダメになった人が好きなんですね。一回ある意味の底辺を見たというのかな。そういう人は痛みを知っているんですね。だから色んな話ができると同時にまたそこから変化できるんです。

これには凄く共感しました。ダメになっていてほしいわけではありませんが、そういう人は人としての深みがましている気がして好きです。




「もっと、もっと」という気持ちをなくすのです
「こんなはずではなかった」「もっとこうなるべきだ」という思いを一切なくす。自分を俯瞰して今こうしていられるのは大変ありがたいことだ、本来あり得ないことだと思うと余分な要求がなくなり、すーっと楽になります。もちろん人との比較はしません。

SNSが普及して特にinstagramなどは気軽に投稿できるツールとして多くの人が他人の生活を画面上で知ることの出来る世の中だと思います。

誰しもが、充実しているあの子はいいな・・それに比べて自分は・・と考えたことがあると思います。人の努力を見て自分を奮い立たせることはいいと思いますが、人と比べてしまうことはもったいないと思います。人と比べて嫉妬する、もしくは自分に自信をなくすのではなく、もっと自由に生きていけたらいいと思います。






私が私として生き生きと存在しようとしていれば、それは尽くすということになる

尽くすとは、物を与えることでも自分の時間を削って相手に費やすことでもなく、自分として生き生きと存在しようとすること。そんな尽くされ方をしたらきっと相手もキラキラと輝くと思いました。






「私が」と牙をむいているときの女というのは醜いなあ
根本的に自分が存在していることが申し訳ないとか、恥ずかしいと思えたときに、女って色っぽいんだなと思うのです。

その通りだと思います。




「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」

最後にこちらです。こんな風に生きていくのは難しいと思いますが、まさにこんな人に出会ったことがあります。面白がって平気に生きる。肩肘張らずに面白く生きていけたら最高です。





最後まで読んで頂きありがとうございます。🐥


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