サポーティブな大人のハロウィンイベントへ
こんにちは。カリフォルニアよりnatsualohaです。
みなさん「Thrill the World」ってご存知ですか?
「Thrill the World (スリル・ザ・ワールド)」とは故マイケル・ジャクソンの「Thriller (スリラー)」をゾンビに扮して、世界中各地みんなで踊ろう!というイベントだそうです。2006年カナダのトロントではじまったこのイベントは今ではカナダ・アメリカはもちろん世界中に広まっており10月のハロウィンの大きなイベントの一つとなっているそうです。
私はハワイ、コロラドと住んでいたものの見る機会が一度もありませんでした。しかし、なんと今住んでいる街で「Thrill the World」が行われるとのことで、先週末早速イベントへ行ってきました!会場は先日noteでご紹介したサンタバーバラの美しい裁判所の庭です。
↓まずはこちらを。「スリラー」のダイジェスト(音出ます!)
最初はThrillerのダンスを楽しむイベントだと思って観に行ったのですが、実はとても意義あるダンスだということをその後知りました。
毎年この街でこの「Thriller」を踊っているのはWorld Dance for Humanity (WD4H)という団体だそうです。WD4Hでは普段はダンスクラスを運営していますが、ダンスを教えるというだけではなく、各ダンスクラスの収益、イベントで得たスポンサー収益や寄付の収益を、サポートが必要な様々な団体へと送っています。2013年からガーナ、ケニア、リベリア、ウガンダへと支援してきたWD4H 、現在はウガンダへの支援に注力し、現地支援はじめ、子供たちへの教育機会を与えるなどサポートしているそうです。
ただ自分が楽しむだけではなく「自分たちも楽しみながらサポートもする」といった、このハロウィンイベントはとても良いなと感銘をうけました。50代60代らしき女性も多く本格的なゾンビメイクで本気でスリラーを踊る大人の姿は子供がみてても楽しそうでした。
このイベントではThriller以外にも、他のダンスクラブや市民の方々がダンスを披露しており、クイーンやマイケル・ジャクソンの曲が流れた時には我が家のチビ娘も自然とノリノリに踊っていました。聞いたこともない曲なのに、自然と体が動くってやはり伝説ミュージシャンはすごいと思ってしまいました。この日は黒猫になって踊っていた娘のダンスも可愛かったです。
↓こちらは魔女のダンス。腰をフリフリとても魅力的でした!
もともとスペイン領、メキシコ領でもあったサンタバーバラはメキシコ移民も多く、メキシコのお盆?!の「死者の日」の伝統は受け継がれています。祝祭はカトリックにおける諸聖人の日である11月1日と2日に行われ、10月31日の晩は前夜祭として祝われることから、アメリカでのハロウィンの時期はこの死者の日の催しも多くみられます。映画リメンバーミーで「ドクロメイク」も広く知れ渡りましたよね。
大人のハロウィンというと仮装して、パーティーして、飲んでで弾けまくる!といったイメージが大きかったので、パーティーが苦手な私は大人のハロウィンは若干悪いイメージだったのですが、このようなサポート活動の意味のあるイベントを知る事ができてイベントの見方も変わってきました。こういう風に50歳でも60歳になってもイベントに携わっていけるのはいいですよね。私もスリラー挑戦してみようかな?(笑)
今回は「サポーティブな大人のハロウィンイベント」のレポートでした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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