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【詩】アフタースクール

挨拶は聞こえなくても

チャイムの音は聞こえる

後ろから怒鳴る教師の声は

聞こえないふりをする


そこだけ空気が違うんだ

渡り廊下を抜けて

最初にドアを開ける

一等賞の僕だけが知る時間


寝静まっていた埃たちが

あわてて散らばって

うたた寝していた空気が

部屋の外へと逃げ出していく


僕は勢いよく吸い込んで

我が物顔で突き進む

後ろからは仲間の走る足音

ここからは僕らの時間だ