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留学中のランチ in ロンドン

お昼ご飯。日中の活動を支える大切な食事ではないかと思う。でも、留学中このお昼ご飯にとても悩まされている。

日本の学校にいた時はとても楽だった。小中は、「給食の時間」としてみんなで給食をワイワイ食べていればよかった。高校は、「昼休み」という弁当を食べる時間があったものの、母親が作ってくれた弁当を休み時間に「早弁and遅弁」をして勉強や部活をしていた。大学は、バイトと授業の合間にコンビニで買ったサンドイッチやおにぎりを頬張ったり、時間を見つけて大学近くのレストランに行ってみたりしていた。弁当を持って行きたかったが、ご飯付きの寮に住んでいたのでキッチンがなかった。

留学生活では、以下をお昼ごはんとしている。

①大学で配っている無料のカレー

②学食

③サンドイッチを作って持参

④レストラン巡り

⑤Farmer’s market

①は、チャリティ団体がお昼の時間帯に無料で配っているカレー。留学してすぐは、節約のためにものすごく利用していた。色んな人がいるロンドンだから、ビーガンも食べられるカレー。だから、日本では食べる機会のなかった穀物を使用していたり、日本人にとっては「まずい」と思うカレーもあった。良い経験だったかなと思う。(写真はタイ米のカレー。薄味。目の前のスタンドに並んでカレーをもらう。環境を考慮する人が多く、みんなタッパーを持ってきている。)

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②学食は、外食が高いロンドンの割にはリーズナブルで量が多いことから時々利用している。ハラール、ビーガン、ベジタリアン向けのメニューも提供している。値段は5.5〜6.5ポンド(日本円約700〜900円)それでも日本の大学の学食よりは高い。基本薄味。曜日によってメニューが変わり、金曜日は「フィッシュ&チップス」。大学外だと10ポンド以上するから、そう考えるとお得だったりする。

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③は最近始めたこと。やっぱり節約できるところはしたいし、自分の食と向き合ってみたいなと思って。時間ももったいないから、夕ご飯で作った野菜炒めをパンに挟んで、ついでにミニトマトなどの手軽な野菜をタッパーにぶち込んで終わり。女子失格なのはわかるけど、まあここから成長するということで笑。

④は、滅多にしない。10ポンド以上するし、授業的に平日は①②③を使い倒す。でも、大学外を出たくなったら「カフェランチ」をしてみる。赤ちゃんを連れたお母さんや、読書をするシニアなどがいる空間で、大学のことを忘れて「ロンドンの街」を実感しながらご飯を食べるのも悪くない。写真はバックカフェのランチ。6ポンドでこれはお得だと思う。

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⑤は、毎週木曜日に大学近くの公園で開催されているもの。「消費者と生産者の距離を縮める」ことをコンセプトに、野菜や果物を売っている。しかし、それがメインではない。郊外の飲食店が「出張」してきて、それを売ってくれる。ミートパイなどのイギリス本場のものから、イタリア料理、ギリシャ料理、そして日本料理まで。凄く明るいおじさんが作ってくれるので会話を交えながらご飯を待つのは楽しい。写真は一番好きなリゾット。

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イギリスに来て、「食はアイデンティティの一つ」だということをすごく実感した。日本のような食生活をしない人々と出会って「客観的に自分の食生活を考える」機会ができたからだと思う。口に入れるもの一つ一つで自分が作られる。だから、大切にしていきたい。考えていきたい。大学生になると、自己管理が物凄く重要になるけど、なかなか食事は難しい。日本にいた自分はなんだかんだいい加減にしていたし、「食よりもやることがある」といってあまり栄養的に良くないコンビニに頼っていたりした。

留学は、語学や大学の勉強だけではなく、そういう自分の生活を見直す機会になっている。そんな機会を大事にしたい。

追記 一番上の写真はバースに一人旅した時のランチ。バースの名物のパンとともに。こんなにオシャレなのに"忙しい人用"なんだって。

#留学 #イギリス #女子大生 #エッセイ #ランチ #ロンドン  

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