偶然の出会いがきっかけの『コンビニ兄弟』
去年の秋と冬、読了の作品。
この本の存在は以前から知っていました。
「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞を受賞した町田そのこさんの作品。
実は町田さんの本は読んだことがありませんでした…
いつか読もう、とは思っていたのですが…
読むきっかけになったのが、よく行く本屋さんの書店員さんとの出会いでした。
書店のレジ横などに置いてある、本紹介のフリーペーパーの中で、全国の書店員さんからのコメントに何度か載っているお方!
お店で偶然その書店員さんを発見した時、思い切って声をかけて(芸能人に遭遇した感覚だったので、興奮して何て声かけたか忘れた…笑)、話が弾んだ流れでオススメしてもらった本が、『コンビニ兄弟』でした。
「いつか読もうとは思ってたんですが…これも何かの縁なので、買います‼︎」と(笑)
サクッと売り上げに貢献(笑)
数年前に読んだ「コンビニ人間」のインパクトが強くて(悪い意味では無く)、またコンビニ系の本か…と思っていたんですが、全然内容が違いました!当たり前ですが。
自分が当時求めていた、「ほっこりお仕事小説」で、オススメされた勢いで買って、読んで正解の本でした!!
あらすじ
九州だけに展開しているコンビニ「テンダネス」の門司港こがね村店。そこで働く魔性のフェロモン店長・志波三彦。彼の元には今日もまた超個性的な常連客(兄含む)や、悩みを抱えた人々がやってくる。
コンビニを舞台に繰り広げられる、心温まるお仕事小説。
コンビニ兄弟
コンビニ兄弟2
コンビニ兄弟3
私が読書ノートに書きこんでいた好きな言葉を紹介しましたが、本当に心が温まるお仕事小説でした。
そして、私の推しは常連客の一人『なんでも野郎』のツナギを着たツギです! 上記で載せた言葉も、半分はツギの言葉だったと思います。
登場人物がとにかく個性豊かでいいキャラクターなんです。
そして読んだ後は、是非とも聖地巡礼を!
物語の舞台は北九州市門司港です。
私の住む町は門司港の対岸なので、何度も遊びに行かせてもらっています。この小説を読んだ後も「行かねば!」と足を運んできました(笑)
名物の焼きカレーが絶品なんです!!
美しい建造物を見ながら散歩も良し、鉄道記念館やトロッコ、関門海峡ミュージアムで子供を遊ばせるも良し、このエリアだけで1日楽しめます。
近くに街の本屋さんもあるようなので、いつか行ってみたいと思ってます。
余談ですが、コンビニ兄弟2と3に載っている地図原案を描いたのは、冒頭でお話した書店員さんです!
この本を薦めて下さったことに、改めて感謝申し上げます!
本との出会いも、人との出会いも一期一会。
色々な本に出会い、色々な言葉に触れ、それを大事にしていきたいと思いました。
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