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七澄シロ
2021年5月16日 18:44
「いつかまた会えると思ってた」 その言葉は、もう二度と使いたくない。かなしさを固めたような言葉だと思った。触ったらきっとひんやりとする。指先からじわりじわりと温度を奪って、こぼれた涙すら凍ってしまうような、そんなかなしさ。ずっと書き上げられずにいた自分のための文章の一つがようやく形になって、それでもまだ無造作に見せられるような覚悟は持てなくて、少しだけ猶予期間。手紙のようで日記のよ