夏海

備忘録代わりのことばたち

夏海

備忘録代わりのことばたち

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  • SEVENTEEN

    主に私がドギョムさんに対して抱く感情について

記事一覧

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仕事というのはとくにストレスでも苦痛でもなくただやり過ごすだけ、というはずだったのに、自宅で一人パソコンと向かい合っていると、息が苦しくなる。 大丈夫か大丈夫で…

夏海
1か月前
3

人生ソングなんて大したものではないけど

人生ソング、という単語を聞くたびに、なんだよそれってなる。 「自分の人生の成分がつまった曲」「人生に必要不可欠な音楽」とか、たしかにあるんだけど、でもこの1曲が…

夏海
1か月前
6

フェスティバルがやってきた

※それっぽいタイトルですが今更すぎるSEVENTEENTH HEAVEN開封記録です ※本当になぜいま?!という感じですが途中まで書いて下書きに眠らせていたものを発掘したからです …

夏海
1か月前
1

思いきって手を伸ばした日

4月。海を渡ってコンサートに行った。 あんなに日本でも公演をしてくれるのに。まだ韓国語もろくにわからないくせに。使えるお金にだって限度があるのに。 自分の欲を踏…

夏海
2か月前
10

君が笑えば🌻

綺麗なことばかりが並ぶ歌詞って、どこか薄っぺらいと思っていた。 2024年6月3日のドギョムのWeverse投稿。マネージャーとステーキを食べに行った日の出来事についての内…

夏海
4か月前
5

AGAIN

どんなに同じ景色を見ても、どんなに同じ空間を一緒に過ごしていても、この目に見えるものを寸分違わず人と共有することは不可能なんだなと、最近感じる。 人には人それぞ…

夏海
4か月前
13

あとがきのようなもの

短歌をつくった。 詩や短歌というものは、私にとってずっと「作れないもの」「書けないもの」だった。小説もそう。書くこと自体には強い憧れがあるのに。 「言葉にする」…

夏海
5か月前
7

tanka 2

伝えたいこともないのに届かない手紙をずっと書き続けている 真っ白なノートに白いペンで書く 君がいたこと歌に触れたこと 誰がどう見ても綺麗なものなのに 実は宙ってい…

夏海
6か月前
5

優しいってなんだろう

と、いうことを時たま考える。 優しいってなんだろう。純粋な優しさって存在するのかな。 わたしが人に優しくするのは、心のどこかでその人に「優しい人と思われたい」と…

夏海
6か月前
7

ドギョムとヨントンした

ドギョムとヨントンをした。 早めに本人確認をしたら順番が1番目になった。15分ほど画面の前でそわそわしながら過ごし、所定の開始時間になってすぐに画面が一瞬切り替わ…

夏海
6か月前
15
+8

오늘 하늘

夏海
7か月前
6

많은 사랑 가르쳐줘서 고마워

年に一度のセンイルでも、伝えたいことは変わらない。사랑해요と항상 행복하세요、ドギョムに伝えたいことは、この2フレーズにすべて収まってしまう、と思う。なぜなら、自…

夏海
7か月前
17

この物語はフィクションです

絡まったイヤフォンの結び目をゆっくりと解いて、綺麗になおすような仕事をしている。解いても解いても紐は絡まって、一つ綺麗にしたと思ったらまた新しいものがやってくる…

夏海
8か月前
3

ゆく年くる年(2023)

正月という季節が昔から苦手だ。一年の始まりの日、というとたしかに区切りのよい日なのだが、あまのじゃくな自分には、一月一日の特別さがいまいち信じきれない。暦という…

夏海
9か月前
8

私だけの

ハイタッチ会が当たるか気を揉んでいたころ、ただなんとなく、もしもハイタッチ会が当たったら、もう少し自分の手を労われるようになるだろうか、と考えていた。 人差し指…

夏海
9か月前
10

夜が明けることは別れの意ではなくまた夜が来る夢を見ればいい

マイナスで生きているからあがいてもゼロだったのに君ってやつは

年輪を知りたいとすら思わない今のあなたは今しかいない

何も見ないで何も聞かないで何も知らないまま綺麗に咲いて

夏海
9か月前
2

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仕事というのはとくにストレスでも苦痛でもなくただやり過ごすだけ、というはずだったのに、自宅で一人パソコンと向かい合っていると、息が苦しくなる。

大丈夫か大丈夫でないか、わかりやすいラインはどこにも引かれていない。

残業というものが心から嫌いだ。時間が足りない。仕事をしている時間は生きてる時間にカウントしてない。残業というのはすればするほど、わたしの生きる時間が減っていく。時間が、時間が足りない

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人生ソングなんて大したものではないけど

人生ソングなんて大したものではないけど

人生ソング、という単語を聞くたびに、なんだよそれってなる。

「自分の人生の成分がつまった曲」「人生に必要不可欠な音楽」とか、たしかにあるんだけど、でもこの1曲がわたしの人生です!なんて大それたこと、言えない。

というわけでプレイリストにまとめてみた。そのときそのときの人生で、私に様々な道を見せてくれたいとおしい音楽たち、です。

1.「普通の顔」/ 村松崇継

映画『思い出のマーニー』のサウン

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フェスティバルがやってきた

フェスティバルがやってきた

※それっぽいタイトルですが今更すぎるSEVENTEENTH HEAVEN開封記録です
※本当になぜいま?!という感じですが途中まで書いて下書きに眠らせていたものを発掘したからです

カムバってむずかしい。彼らを応援するために異国のおたくにできることはまずMV再生なので、そこに全力をかけるのが「正しさ」だよなとはわかりつつも、彼らが届けてくれた作品をじっくり堪能したい気持ちもあり。それとは別に、あの

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思いきって手を伸ばした日

思いきって手を伸ばした日

4月。海を渡ってコンサートに行った。

あんなに日本でも公演をしてくれるのに。まだ韓国語もろくにわからないくせに。使えるお金にだって限度があるのに。

自分の欲を踏みつけてくる考えはたくさんあったけれど、それでも行きたかった。行ってみたいと思った、あの場所。

会場にいるCARATそれぞれに、「ここに来た理由」があるのだと思う。だから備忘録として、私は私の、「あの場所に行った理由」「あの場所に行く

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君が笑えば🌻

君が笑えば🌻

綺麗なことばかりが並ぶ歌詞って、どこか薄っぺらいと思っていた。

2024年6月3日のドギョムのWeverse投稿。マネージャーとステーキを食べに行った日の出来事についての内容である。

後々のSNSの投稿によると、お店のスタッフだったCARATがドギョムの来店に気づき、サプライズでデザートを出したらしい。プレートには「いい日ばかりでいっぱいにしよう」「ギョミと共にするすべての日が青春讃歌」という

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AGAIN

AGAIN

どんなに同じ景色を見ても、どんなに同じ空間を一緒に過ごしていても、この目に見えるものを寸分違わず人と共有することは不可能なんだなと、最近感じる。

人には人それぞれの歩いた道のりがある。人それぞれの記憶がある。これまで出会ったもの、影響を受けたもの、よく馴染んでいるもの……。

同じものを目にしても、その人のなかに眠っている「なにか」と共鳴した瞬間、目の前にあるものは「その人だけのもの」になる。

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あとがきのようなもの

あとがきのようなもの

短歌をつくった。

詩や短歌というものは、私にとってずっと「作れないもの」「書けないもの」だった。小説もそう。書くこと自体には強い憧れがあるのに。

「言葉にする」という行為は、「そこにあるもの」を手繰り寄せて、どうにか目に見えるものに収める、という行為のことを指していると思う。

「悲しい」で済むことを、「悲しい」だけで終わらせられたら、文学なんてものはいらない。

「悲しい」の一つをとっても、

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tanka 2

tanka 2

伝えたいこともないのに届かない手紙をずっと書き続けている

真っ白なノートに白いペンで書く
君がいたこと歌に触れたこと

誰がどう見ても綺麗なものなのに
実は宙っていくつもあって

優しい が鎖の言葉とならぬよう
優し で止める ここは海底

みずうみの前で佇む あと一歩届いたような気がしていたんだ

対岸にいるはずなのに大きくて隣にいたと信じていたよ

目に見えぬ居場所を分けてくれた人
遠くの河

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優しいってなんだろう

優しいってなんだろう

と、いうことを時たま考える。

優しいってなんだろう。純粋な優しさって存在するのかな。

わたしが人に優しくするのは、心のどこかでその人に「優しい人と思われたい」と感じているからで、結局その行動は相手のためというより自分のためのような気がして、だから自分は醜いとしか思えない。

ずる賢い。心から優しいわけじゃない。自分がつらくならないように、優位に立てるように、予防線を張るみたいに人に優しくしてい

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ドギョムとヨントンした

ドギョムとヨントンをした。

早めに本人確認をしたら順番が1番目になった。15分ほど画面の前でそわそわしながら過ごし、所定の開始時間になってすぐに画面が一瞬切り替わった…?!と思ったら突然iPadに映し出されるドギョムの顔面。

天使がいた
以下、感想です

・いざ始まったら自分がどう映ってるのかわからず怖かった 気持ち悪いオタクの顔をしていたに違いない…
・なのでボードも全体がちゃんと映っている

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많은 사랑 가르쳐줘서 고마워

많은 사랑 가르쳐줘서 고마워

年に一度のセンイルでも、伝えたいことは変わらない。사랑해요と항상 행복하세요、ドギョムに伝えたいことは、この2フレーズにすべて収まってしまう、と思う。なぜなら、自分の気持ちを自由に表現できるほど、韓国語に慣れていないから。不自由な言語で表現しようとすると、自ずと簡単なフレーズを使うほかなくなってしまう。だから、どんなに想いが募っても、私の気持ちは사랑해のワンフレーズにぎゅっと濃縮される。

それで

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この物語はフィクションです

絡まったイヤフォンの結び目をゆっくりと解いて、綺麗になおすような仕事をしている。解いても解いても紐は絡まって、一つ綺麗にしたと思ったらまた新しいものがやってくる。

やりたいこと。と考えて何も思いつかずただ寝ていたい、と感じたときにまずいと思った。でも本当にそう。寒いし体も重いし、あちこちが硬くてだるい。やりたいこと、ってなんだろう。楽しいこと、は往々にしてあるけどガソリンとして使うには何かが足り

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ゆく年くる年(2023)

正月という季節が昔から苦手だ。一年の始まりの日、というとたしかに区切りのよい日なのだが、あまのじゃくな自分には、一月一日の特別さがいまいち信じきれない。暦というのは人類が勝手に生み出したものに過ぎないでしょ、昨日もその前日も、そこにある太陽は何も変わらないはずなのに、なぜか一月一日というだけで有り難がられる日の出。ごく自然に親戚が集まり、みんなで同じ番組を見て、「みんな」で一緒に「おめでとう」とい

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私だけの

私だけの

ハイタッチ会が当たるか気を揉んでいたころ、ただなんとなく、もしもハイタッチ会が当たったら、もう少し自分の手を労われるようになるだろうか、と考えていた。

人差し指で、親指の爪の横のあたりを押す癖がある。左手なら、親指の左側の部分、乾燥で固くなりやすい部分に人差し指の爪を立てて、ぐっと押す。痛さはほとんどない。やればやるほど、皮膚が固くなるのも、美しくない行為であることも、わかっている。わかっている

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夜が明けることは別れの意ではなくまた夜が来る夢を見ればいい

マイナスで生きているからあがいてもゼロだったのに君ってやつは

年輪を知りたいとすら思わない今のあなたは今しかいない

何も見ないで何も聞かないで何も知らないまま綺麗に咲いて