夏海

備忘録代わりのことばたち

夏海

備忘録代わりのことばたち

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  • SEVENTEEN

    主に私がドギョムさんに対して抱く感情について

最近の記事

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仕事というのはとくにストレスでも苦痛でもなくただやり過ごすだけ、というはずだったのに、自宅で一人パソコンと向かい合っていると、息が苦しくなる。 大丈夫か大丈夫でないか、わかりやすいラインはどこにも引かれていない。 残業というものが心から嫌いだ。時間が足りない。仕事をしている時間は生きてる時間にカウントしてない。残業というのはすればするほど、わたしの生きる時間が減っていく。時間が、時間が足りない。 では時間があったところでわたしは何をするのだろう、と考えると何も思いつかず

    • 人生ソングなんて大したものではないけど

      人生ソング、という単語を聞くたびに、なんだよそれってなる。 「自分の人生の成分がつまった曲」「人生に必要不可欠な音楽」とか、たしかにあるんだけど、でもこの1曲がわたしの人生です!なんて大それたこと、言えない。 というわけでプレイリストにまとめてみた。そのときそのときの人生で、私に様々な道を見せてくれたいとおしい音楽たち、です。 1.「普通の顔」/ 村松崇継 映画『思い出のマーニー』のサウンドトラックより。一番最初に流れる音楽。 普通の顔、という言葉にいつもどきっとする

      • フェスティバルがやってきた

        ※それっぽいタイトルですが今更すぎるSEVENTEENTH HEAVEN開封記録です ※本当になぜいま?!という感じですが途中まで書いて下書きに眠らせていたものを発掘したからです カムバってむずかしい。彼らを応援するために異国のおたくにできることはまずMV再生なので、そこに全力をかけるのが「正しさ」だよなとはわかりつつも、彼らが届けてくれた作品をじっくり堪能したい気持ちもあり。それとは別に、あの箱のなかに推しのトレカが入っているか、13分の1の奇跡が起こるかをすぐに確認した

        • 思いきって手を伸ばした日

          4月。海を渡ってコンサートに行った。 あんなに日本でも公演をしてくれるのに。まだ韓国語もろくにわからないくせに。使えるお金にだって限度があるのに。 自分の欲を踏みつけてくる考えはたくさんあったけれど、それでも行きたかった。行ってみたいと思った、あの場所。 会場にいるCARATそれぞれに、「ここに来た理由」があるのだと思う。だから備忘録として、私は私の、「あの場所に行った理由」「あの場所に行くまでの話」を書き残すことにする。 始まりは、ドギョムの歌だった。 3月18日

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        • SEVENTEEN
          24本

        記事

          君が笑えば🌻

          綺麗なことばかりが並ぶ歌詞って、どこか薄っぺらいと思っていた。 2024年6月3日のドギョムのWeverse投稿。マネージャーとステーキを食べに行った日の出来事についての内容である。 後々のSNSの投稿によると、お店のスタッフだったCARATがドギョムの来店に気づき、サプライズでデザートを出したらしい。プレートには「いい日ばかりでいっぱいにしよう」「ギョミと共にするすべての日が青春讃歌」という言葉が並ぶ。それを見て、ピースをしながら満面の笑みを浮かべるドギョムの姿……

          君が笑えば🌻

          AGAIN

          どんなに同じ景色を見ても、どんなに同じ空間を一緒に過ごしていても、この目に見えるものを寸分違わず人と共有することは不可能なんだなと、最近感じる。 人には人それぞれの歩いた道のりがある。人それぞれの記憶がある。これまで出会ったもの、影響を受けたもの、よく馴染んでいるもの……。 同じものを目にしても、その人のなかに眠っている「なにか」と共鳴した瞬間、目の前にあるものは「その人だけのもの」になる。 自分が見たものの特別さを必死になって人に伝えようとするのに、それを特別たらしめる

          あとがきのようなもの

          短歌をつくった。 詩や短歌というものは、私にとってずっと「作れないもの」「書けないもの」だった。小説もそう。書くこと自体には強い憧れがあるのに。 「言葉にする」という行為は、「そこにあるもの」を手繰り寄せて、どうにか目に見えるものに収める、という行為のことを指していると思う。 「悲しい」で済むことを、「悲しい」だけで終わらせられたら、文学なんてものはいらない。 「悲しい」の一つをとっても、そこにはその人それぞれの景色やイメージがあって、その「悲しい」という言葉に収まら

          あとがきのようなもの

          tanka 2

          伝えたいこともないのに届かない手紙をずっと書き続けている 真っ白なノートに白いペンで書く 君がいたこと歌に触れたこと 誰がどう見ても綺麗なものなのに 実は宙っていくつもあって 優しい が鎖の言葉とならぬよう 優し で止める ここは海底 みずうみの前で佇む あと一歩届いたような気がしていたんだ 対岸にいるはずなのに大きくて隣にいたと信じていたよ 目に見えぬ居場所を分けてくれた人 遠くの河で水面がひかった ここ以外すべてが未開だとしても歩いていけた君をしるしに 伝

          優しいってなんだろう

          と、いうことを時たま考える。 優しいってなんだろう。純粋な優しさって存在するのかな。 わたしが人に優しくするのは、心のどこかでその人に「優しい人と思われたい」と感じているからで、結局その行動は相手のためというより自分のためのような気がして、だから自分は醜いとしか思えない。 ずる賢い。心から優しいわけじゃない。自分がつらくならないように、優位に立てるように、予防線を張るみたいに人に優しくしている。真面目なふりをする。 自分単体では価値がないと思う。だから、人の役に立つこ

          優しいってなんだろう

          ドギョムとヨントンした

          ドギョムとヨントンをした。 早めに本人確認をしたら順番が1番目になった。15分ほど画面の前でそわそわしながら過ごし、所定の開始時間になってすぐに画面が一瞬切り替わった…?!と思ったら突然iPadに映し出されるドギョムの顔面。 天使がいた 以下、感想です ・いざ始まったら自分がどう映ってるのかわからず怖かった 気持ち悪いオタクの顔をしていたに違いない… ・なのでボードも全体がちゃんと映っているか、自分ではわからない 보여요~?を言えるようにしておいてよかった ㅕとㅛの発音

          ドギョムとヨントンした

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          오늘 하늘

          오늘 하늘

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          많은 사랑 가르쳐줘서 고마워

          年に一度のセンイルでも、伝えたいことは変わらない。사랑해요と항상 행복하세요、ドギョムに伝えたいことは、この2フレーズにすべて収まってしまう、と思う。なぜなら、自分の気持ちを自由に表現できるほど、韓国語に慣れていないから。不自由な言語で表現しようとすると、自ずと簡単なフレーズを使うほかなくなってしまう。だから、どんなに想いが募っても、私の気持ちは사랑해のワンフレーズにぎゅっと濃縮される。 それでいい、というより、それがいい。遠い遠いところにいるアイドルを私は応援している。彼

          많은 사랑 가르쳐줘서 고마워

          この物語はフィクションです

          絡まったイヤフォンの結び目をゆっくりと解いて、綺麗になおすような仕事をしている。解いても解いても紐は絡まって、一つ綺麗にしたと思ったらまた新しいものがやってくる。 やりたいこと。と考えて何も思いつかずただ寝ていたい、と感じたときにまずいと思った。でも本当にそう。寒いし体も重いし、あちこちが硬くてだるい。やりたいこと、ってなんだろう。楽しいこと、は往々にしてあるけどガソリンとして使うには何かが足りなくて、何かが欠けてて何かがかなしい。 こういうとき、まだ毎日の一歩目が踏み出

          この物語はフィクションです

          ゆく年くる年(2023)

          正月という季節が昔から苦手だ。一年の始まりの日、というとたしかに区切りのよい日なのだが、あまのじゃくな自分には、一月一日の特別さがいまいち信じきれない。暦というのは人類が勝手に生み出したものに過ぎないでしょ、昨日もその前日も、そこにある太陽は何も変わらないはずなのに、なぜか一月一日というだけで有り難がられる日の出。ごく自然に親戚が集まり、みんなで同じ番組を見て、「みんな」で一緒に「おめでとう」という感覚を共有する感じ。それがなぜだか気持ち悪い。 オリンピックやワールドカップ

          ゆく年くる年(2023)

          私だけの

          ハイタッチ会が当たるか気を揉んでいたころ、ただなんとなく、もしもハイタッチ会が当たったら、もう少し自分の手を労われるようになるだろうか、と考えていた。 人差し指で、親指の爪の横のあたりを押す癖がある。左手なら、親指の左側の部分、乾燥で固くなりやすい部分に人差し指の爪を立てて、ぐっと押す。痛さはほとんどない。やればやるほど、皮膚が固くなるのも、美しくない行為であることも、わかっている。わかっているのに、仕事で小難しいメールを読んでいるとき、現実逃避をしたいとき、私は自分の爪を

          私だけの

          夜が明けることは別れの意ではなくまた夜が来る夢を見ればいい マイナスで生きているからあがいてもゼロだったのに君ってやつは 年輪を知りたいとすら思わない今のあなたは今しかいない 何も見ないで何も聞かないで何も知らないまま綺麗に咲いて

          夜が明けることは別れの意ではなくまた夜が来る夢を見ればいい マイナスで生きているからあがいてもゼロだったのに君ってやつは 年輪を知りたいとすら思わない今のあなたは今しかいない 何も見ないで何も聞かないで何も知らないまま綺麗に咲いて