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脳腸肌口~健やかな毎日を手にするきっかけ(無料記事)

40年間も治らなかったアトピー性皮膚炎を克服された村松香さんに「脳腸肌口」シリーズの記事を書いていただいています。

「脳腸肌口」
脳腸肌口~健やかな毎日を手にするきっかけ
脳腸肌口的セルフケア
脳腸肌口~都合のよい選択をする脳

生活習慣を変え、心身を整えることで人生が激変した村松香さん

みなさん、「脳腸相関」という言葉をお聞きになったことはありますか? メディアなどで見聞きした方も多いのではないでしょうか。
 それとは対照的に、「脳腸肌口(のうちょうきこう)」という言葉は、初めてお聞きになったと思います。 私が名付けたので、調べても出てきません。ですが、脳と腸だけではなく、肌と口という四つの器官には密接な相関関係があり、健康の鍵になっていると感じています。

薬に頼らず生きていきたい

私は二歳からアトピー性皮膚炎と診断され、四〇年間、ずっとステロイド軟膏と抗アレルギー剤を使ってきました。
子どもの時には、「大人になれば治るから」と言われていましたが、大人という曖昧な言葉はそのままで、四〇歳を過ぎても治らずにいました。

ある朝、歯科医師の夫から、「まだ薬、使ってんの? いつまで? 突然、災害とかあったらどうするの?」と言われ、私の頭は真っ白に……。

と言うのは、東日本大地震から四、五年過ぎていましたが、当時から、一人ひとりの健康管理や、医療費問題について夫と話していたからでした。

私自身、医療費を使い続けていることが気になっていたのと、薬を使い過ぎていることに抵抗を感じ、自分の力で治したいと思うようになっていました。

何か変えなくてはと思いつつも、結局、何も変えることができなかったのです。夫の言葉から、「今のうちに健康を取り戻そう。自分の病気のことで周りに迷惑をかけたくない」と強く思いました。

では、「健康ってなんだろう?」と改めて考えてみました。
健康とは、薬を使うことなく、心穏やかに過ごせることなんじゃないかと思ったのです。
こうして、薬を手放し、アトピー性皮膚炎と「さよなら」をする奮闘劇の幕が上がりました。

二年後。私は、普通のお肌に戻り、体調も整って、日常生活において楽に過ごせるようになりました。そして、人生の中で一番、元気に過ごせています。
以前の状態に戻ることもなく、内外の健やかさ、心の健やかさを体験し続けているのには、一見、関係なさそうに見えて、脳腸肌口が大きく関係している、と体感しています。

脳腸肌口は、私のように肌で悩んでいる人だけでなく、日々の不調や生活習慣病に悩んでいる方にも参考になるのではと思い、ここで紹介させていただきます。

脳腸肌口をきっかけに、健やかな毎日を手にしていただき、嬉しい気持ちをたくさんの方と共有し、その優しい気持ちを人から人へと循環していけたら、と願っております。

脳と連携する腸・脳と分岐した肌

脳腸相関という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 
脳腸相関とは、腸が独自の神経ネットワークを持ち、脳の指令がなくても腸の神経ネットワークが反応して脳に信号を送るという脳と腸の関係性のことを言います。
例えば、消化管のホルモンの変化で、脳が食欲を感じたり、脳でストレスを感じると、お腹を下したりします。

そして「皮脳同根」という言葉があるように、胎児の進化過程において、皮膚と脳は同じ外胚葉から分岐して生まれた器官なので、お互い、強く影響し合っていると言われています。
こうしたことから、腸は第二の脳、皮膚は第三の脳、と言われるようになりました。

良いも悪いも全ての入り「口」
みなさん、口の中の健康管理というと、何をイメージしますか? 
虫歯、歯周病、歯並びなどかと思いますが、口の健康管理は口だけの話ではなく、実は、体全体の健康にもつながっています。

例えば、脳の松果体や神経細胞は、口の奥と近い場所にあります。口の中の常在菌は食道を通って腸まで届き、腸内環境を左右しています。
また、食事で肌の調子も変わります。良いものも、悪いものも運んでくるのが口なのです。
さらに、口は体の中で一番、セルフケアしやすい器官でもあります。実際に触ることができ、正しいケアを身につければ、自己管理ができるのです。

このように、三つの脳と口は、密接に絡み合っています。
私は、この関係性を「脳腸肌口」と呼んでいます。

では、次の記事から、それぞれの素晴らしい役割などについてお話しいたします!

村松香

村松香さんは、自然療法とナチュラルハイジーンの栄養学を深く学び、40年間も治らなかったアトピー性皮膚炎を克服されました。
村松歯科医院内で食事のアドバイスを始め、甲府市の家庭学級講座、倫理法人会や、民間団体の主催するセミナーなどで講師を務めその傍ら、合同会社 村松歯科笑店を営み、健康イベント、リトリート体験会等も行っています。
https://www.muramatsu-shikashoten.com/


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