マガジンのカバー画像

東北地方の熊野神社と熊野信仰

24
名取熊野三社や名取周辺の歴史・伝説の考察。羽黒から熊野へ、旭から名取老女へ、日本海から太平洋を繋ぐ。
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

【神社】名取熊野三社の歴史

名取熊野三社の創建由来名取の熊野神社は、本宮、新宮、那智神社があり三社をお祀りしています。

全国に3000社以上ある熊野神社のうちおよそ700社(4分の1)が、
東北地方に存在すると言われ、その東北の熊野信仰の中心が名取熊野三社です。

仙台湾を熊野灘、名取川を熊野川、高舘丘陵を熊野連山に模し、
本宮・新宮・那智の三社をそれぞれ別に祀っており、
紀伊熊野の三社それぞれを地理的・方角的に同じ状態で

もっとみる
【歴史】名取・熊野三社歴史年表

【歴史】名取・熊野三社歴史年表

東北地方に国府を置く
・713年(和銅6) 陸奥国に名取郡(丹取郡)を置く。(続日本紀)
・715年(和銅8) 陸奥鎮所が太白区郡山に置かれる。(“)
・719年(養老3) 閖上の漁師が海底から十一面観音をみつけ、
高舘山山頂に羽黒大権現として祀る。(那智山観音大権現之由来)
現在:那智山紹樂寺
・766年(天平神護2)陸奥国人名取公龍麻呂に姓名取朝臣を賜わる
・767年(天平神護3)名取郡人吉弥

もっとみる