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Buying from artisans(バイイング フロム アルチザン)「モノは職人から買え」

新潟に移住してきて一番感じたことは「新しいお店が多い」。都会に比べて明らかに新しくてお洒落なお店が多いと感じています。昨今の移住ブームも重なり、地方移住して店を開く人が増え。そしてさらに勉強させられるのが場所は関係ないということ。SNSやインターネットを使いこなしていれば、どこでお店を開こうと人を集めることができる。当然そうなれば都心よりも地代が安くランニングコストかからないので、内装や雰囲気作りに経費を使えるから強いよね。すでに人が沢山いる場所で高いコストをかけてやる必要はない。

【alegre】

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はい、それでは本題に入ります。
同じ内容をVoicyで話しています、音声がいい方はこちら。


以前、カンブリア宮殿で放送された内容でとても共感した言葉があります。

【バックナンバー2020年5月21日 放送】

ヨーロッパ(主にフランス)の方で言われている言葉で、Buying from artisans(バイイング フロム アルチザン)=「モノは(地域の)職人から買え」という言葉。

これは、モノに限らずお肉はお肉屋さんから、パンはパン屋さんからという感じで。いくら安いからと言って、大量生産大量消費目的で作られているものばかり買っていたら、本当に良いモノが無くなってしまう。そして、地域の職人から買い物をすることはその地域を元気にすることにもなるので、それは必ず自分にも帰ってくるというような意味。

職人文化を大切にするフランス人は、日本人が高級バックを持ってコンビニで食品を買う姿を不思議に思うそうです。「お金を持ってるのに、なぜ専門店で買い物しないの?」と。

日本は海外から大量にモノを仕入れたり、海外の工場を使い少しでも安いモノを作り販売する傾向が強い。大量販売のために大型店舗が増え地域のお店が無くなり、仕事を海外に取られて日本の工場が無くなる。もちろん悪い面ばかりではありませんが、結果的に日本の経済を悪くしている原因のひとつでもある。

島国であり昔から輸入に頼ってきたという歴史があるのでなかなか抜けきらない部分があるけど、もう少し自国のものにも注目してほしい。私は過去に、ヨーロッパやカナダへ滑りに行ったとき数件のスノーボードショップに立ち寄る機会がありましたが。基本店頭には自国のブランドが並んでいて、ブランド数も限られたものしか置いていません。ようするにそれだけ自国のモノを愛し、応援したいという気持ちの表れではないでしょうか。

それに比べると、日本のスノーボードショップは海外ブランドに頼り何十ブランドも取り扱いをして「売れたらラッキー」くらいの感じ。正直言ってそのお店のポリシーみたいなものは感じられないから、どこで買い物をしても変わりはない。

そして海外のものばかり買っていては、日本の企業が衰退してしまうのは目に見えていて。じゃあ、海外企業が日本のために何かしてくれるかといえばそうではなく。売れるから売っているだけで、売れなくなったらすぐに見捨てられる。海外企業が日本のウィンタースポーツのために大きく投資してくれるだろうか、日本のウィンタースポーツ盛り上げるためにビッグなイベントを開催してくれるだろうか。

その点、日本企業は自分達の地元(日本)が基盤となっているので。日本企業が潤えば、日本のウィンター業界のために力を入れます。だからこそ応援したいのです。

Buying from artisans(バイイング フロム アルチザン)は、お買い物の仕方を考えさせてくれるいい言葉です。

モノは地域の職人から買え

それは必ず自分にも跳ね返ってきます。


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