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【詩】「Scene」

ビルの隙間から見えた夕方の空

蒼から紅へのグラデーション

そんな景色を今になって初めて気が付いたけど

どれだけ語り尽くしても語りきれないその風景
ただ一瞬だけこの瞳にやきついたその風景

僕は幼子だ 不安で頼りない瞳しか持ってない
何かに怯えながら見上げる視線の先はいつも憧憬だ

深くなっていく溜息の重さに押しつぶされそうになりながら
羨ましがってる 

僕は恵まれていることにきっと気が付かずに

まだ見えないその景色をただただ焦がれてる

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