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出逢いと別れと

まだ子供達が小さく、この家に越して少し経った頃

我が家に子犬が迷い込んできました

小さくて人懐こくて、とりあえず保護したほうがよいのかな?って思ったのだけどどこかに行ってしまいました

おうちに帰ったのかと思っていたけど

その後時々見かけて、結構遠くまで行ってたので

主人と、今日どこどこで見かけたよ、とか話してました

ひと月くらいたった頃近所を散歩してた主人が見かけて

おいでって呼んだらついてきたって家に連れて帰ってきました

野良生活してたので、病院に連れていき、うちで飼おうとハウスや色んなものを準備しました

うちで飼いだして少し経った頃

近所の人が、飼い主さんを教えてくれました

ひとり暮らしのおじいちゃんで、

連れて帰るとのことで悲しいけどお別れしました

昔、近所の犬に吠えられて犬に対して苦手意識があったのだけど

居なくなって心がぽっかりしました

助けられる命なら飼ってもいいよと言われ、探しまくってた時に見かけたサイトで紹介されてた子を飼うことになりました

何度かトライアルが失敗した子で、人見知りあり、お腹弱くて嘔吐下痢があるかもとのこと

うちなら田舎だし人見知りっ子でもなんとかなりそうな気がしました

子どもたちともすぐ仲良くなり、フード食べないとかあったけど、そんなに困ることも無く、うちの末っ子になりました

そうこうしてるうち、最初に保護したわんこ亡くなったと聞きました

なんで連れて帰ったの?

可愛がろうと思った?

自分の中にモヤモヤが出ました

私にはおじいさんの気持ちはわからないのだけれど

良きにせよ悪きにせよ

おじいさんにはおじいさんの理由があったのでしょう

その時々の出逢いと別れがあり

今この子を飼うことに繋がっています

話を戻して

うちに居たわんこは内弁慶のビビリちゃんで

怖がりで人が来るとよく吠えていて

花火の音とか雷の音とか凄く怖がってブルブルしていました

お出かけ大好き、車に乗るのが大好きで

家族とのドライブが大好きでした

亡くなる何年か前から脚の麻痺が出てきて、車椅子を作ってもらいそれを使ってお散歩をしてました

先日、うちの子の車椅子を作ってくれた方がテレビに出ていて、その時のことを思い出しました

その方は昔も今もいろんな子の手助けをしてくれていて

うちの子も車椅子があったから、脚が悪くなってからもお散歩に行けて、お外を楽しむことができました

麻痺が出てしまったけど15歳まで生きてくれました

死んでしまうこと、居なくなることがどんなに悲しいことなのかと恐怖してました

でも、その日が来たとき、そんなに悲しくなかったです

ただ、肉体がそばに居るだけと、居ないだけの違いというか

ほとんど食べれなくなって寝たきりになってから4、5ヶ月たっていて

お別れする為の時間は過ごさせてもらったのだと想います

それでも亡くなったとき、もう二度とペットは飼わないと決めました

何度か子供や主人から飼わないかと言われたけれど

お世話をするのは私だし

命を負うことはしたくなかったです

いいことだけではない

大変なこともある

制限もされる

しなかったこととかできなかったこととか自分の情けない見たくない部分にも出逢う

そして、また助けを求めている命に出逢い、一緒に暮らすことを選びました

絶対なんて無く、そこに拘るでもなく

今は一緒に暮らす幸せを味わっています

落ちてるものを食べようとしたり

テーブルに乗ろうとしたり

台所に立つと流しに飛び上がったり

足に噛み付いてきて、たまに飛び掛かる

理想通りではないし、だけど一緒に暮らす幸せもあります


長々なってしまいましたが

お読み頂きありがとう御座いました😊

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