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ネットで思いを伝えるのって、難しいよね

今日は眼鏡をオーバーホールに出してきました。
恵比寿の groom(ジールーム) というオリジナルとビンテージの店なんだけど、ここのオーナーがなかなかおもしろいんです。
腕も良いし、品揃えも抜群だし。でも、サイトがトップページしかないんだ。で、オーナーに聞いてみたところ

「うちは、敢えて出さないんです」

正確な情報がネットだと伝わりにくいから、というようなことを言っていました。
確かに。

①見えている世界
②価格
③見えていない世界

この三つのうち②の価格は物差しがあるから正確に伝わるけれども、①は本当かどうか分からないし、③は別の要素が必要になってくるし。

オーナーさんが言ってました。

 目が悪い人ほど、良いレンズを使った方が良いんだよね。でも、良いレンズはお金がかかるから、目が悪い人ほど安いレンズになっちゃう。
 だから、良いレンズを適切な価格で提供できるようにすることが、僕たちのやることなんだよ。
 でも、そういうことは、ネットで伝えるのはすごく難しい。価格だけで比較されたりするからね。だから、こうやって対面でじっくり話して、しっかり伝えていきたいんですよね。

groomはオリジナルとビンテージの店だけど、高級店じゃぁ、ない。
良いものを身につけるって感じ。
僕にしてみれば、眼鏡は身体の一部だからね。

でも、そういう「思い」をネット上で発信するのは難しいんだろうなぁ〜。
だって、僕らがいつも見ているのは、①と②。
そう、見た目と価格。
でも、本当に大切なのは③の見えていない世界が何なのか、かもしれないね。

眼鏡がその人の身体の一部であるように、ネイタルもその人の身体の一部なんだ。
だから、だれでも身近に使えるようになるのが僕の思い。
自然にね。

groomのオーナーのようなビジネス。カッコいいな。
僕も、これから30年、しっかりネイタルを伝えていこう。

さて。どうしたもんか。

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