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NFLに勝てる 日本人夢のオールスター (オフェンス編)

 先日、このブログを見てくれた友人から、「日本人のチームではアメリカのチームに勝てないの?」という質問を受けた。うーん、日本代表を選んでチームを作ったとしても、Xリーグの優勝チームの日本人で戦ったとしても、NFLのチームに勝つことは不可能だろう・・・。
 ただ、適材適所があてはめられるアメリカン・フットボールである。そのポジションに最適な人材を他のスポーツから募ってきたらどうだろう?

 というわけで、日本を代表するアスリートによる、NFLのチームにも勝てる(かもしれない)夢のオールスターを勝手に想像してみた。

まずはポジションのおはなし

 本題に入る前に、ここではアメリカン・フットボールのポジションの話が出てくる。というわけで、本来なら簡単にでも、各ポジションについて説明する必要があるのだが、それはちょっと他のページにお願いすることにする。たとえば、こちらをご参照いただきたい。

 それでははじめてみよう。

QB(クウォーターバック)

大谷翔平(野球)
 これはもう決まりだろう。今一番ノッてるヤツ。投げてよし、走ってよし。人あたりもよくてチームから信頼され、リーダーシップも発揮できそうだし、なんといっても花形ポジションにふさわしいスター性。
 しかし、マジ惜しい。日本人初のNFLプレイヤー、ってだけでなく、QBとしてスーパーボウル制覇までやってくれそうなのに・・・。と、野球以外の競技ファンの方々はみんな同じようなこと考えてると思う。

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RB(ランニングバック)

福岡堅樹(ラグビー)
 RB一人目はこれもすぐに決まった。あのスピードとステップはまさに世界レベル、それに加えて当たりの強さも兼ね備えている。90年代はじめにNFLで活躍したバリー・サンダースを彷彿とさせる。お医者さんになる前に、一度挑戦してみない?
炎鵬 晃(相撲)
 二人目のRBを置くかどうかを含め、ここは少し迷ったところだ。ボールキャリアとしてよりも、ブロッカーとしてのぶちかましを期待したい。

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WR(ワイドレシーバー)

ケンブリッジ飛鳥(陸上)
 オリンピック短距離級のディフェンスバックがいるNFLである。それに対抗できるようなスピードを持つ選手が最低一人は必要。残念ながらオリンピック出場ならなかったが、彼の身体能力はアメリカン・フットボール向き、と(勝手に)考える。
浅野拓磨(サッカー)
 ひと昔前(ふた昔くらいか・・・)なら野人・岡野選手だったが、今ならこの男か。サッカー界には彼より足の速い選手はいるようだが、岡野選手に通じる野人ぽさで選抜。

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TE(タイトエンド)

八村塁(バスケット・ボール)
 ブロックができる体の強さ、ボールを扱える器用さの両方が必要となるこのポジションには彼が最適だろう。

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C(センター)

堀江翔太(ラグビー)
 ラインで唯一、ボールを扱うポジション。ワールドカップでラインアウトのスローワーをやっていたのでロングスナップもいけるだろう。もちろん、シュアで力強いブロック力にも期待。

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G(ガード)

御嶽海久司(相撲) 向翔一郎(柔道) 
 正直に言うが、相撲も柔道もあまり見ないので、数ある選手たちの中からよりすぐって選べているわけではない。ただ、日本のレベルの相撲、柔道なら必ずNFLのラインメンにも対抗できるはずだ。
 御嶽海関は180cmという身長は力士としては必ずしも大きなほうではないが、学生横綱にもなった卓越した運動神経と勝負強さで抜擢。
 向選手も178cm、90kgと、ラインとしては少し小柄であることは否めないが、東京オリンピック代表、という脂の乗り切った状態で機動性を使ったブロックを期待。

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T(タックル)

白鵬翔(相撲) 朝乃山英樹(相撲)
 このポジションには圧倒的な押しの強さとNFLの選手にも負けない体格のアスリート、となれば、番付上位で体格が良い力士となろう。
 なんといってもまずは横綱・白鵬関だろう。さらには若手で勢いのある朝乃山関。大相撲のぶちかましは必ずNFLのディフェンスを切り裂くであろう。

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K(キッカー)

本田圭佑(サッカー)
 キック力の強さもさることながら、プレッシャーのかかる場面でも簡単に決める度胸の強さを見込む。

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サブメンバー

柳田悠岐(野球)、中村亮土(ラグビー)、渡邊雄太(バスケット・ボール)、隠岐の海歩(相撲)
 スーパーサブとして、日本のプロ野球から唯一、柳田悠岐選手を選抜したい。トリプル・スリーを達成した彼なら、QB、RB、WR、TEとバックス系のどんなポジションもこなしてくれそうだ。
 ラグビーW杯で活躍した中村選手は、ぜひ福岡選手とセットでRBとして起用したい。渡邊選手は八村選手の代わりを十分務めてくれそう。隠岐の海関はNFLの選手とかわらない体格でラインならどこでもこなしてくれると思う。

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 このチームでは、伝統的な2バック、2レシーバーの体系を選択した。ショットガンではなくエクスチェンジタイプのQBとなろう。
 ディフェンスを読む力や瞬時にパスコースを見分けるためのQBの能力では分が悪いのと、超強力なラインの力を利用し、ランニング・プレーをキーとした攻撃の組み立てになる。

 というわけで、まずはオフェンスチームを選抜してみた。NFL相手、しかもランニング主体のチームとしては、大量得点は難しいだろう。ディフェンスにも強力なメンバーを選ぶ必要がある。

それは次回に持ち越すことにする。

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