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移住のきっかけ

2022年5月にワーケーションを始めたときは、移住のことなんて
これっぽっちも考えていませんでした。
「頻繁に東京と松本を行き来できれば良いな~」くらいの気持ちでいました。

きっかけは、ワーケーションを始めて2週目。
ふと通った道なりの建物に、「入居者募集中1LDK」という看板が出ているのが目につきました。
「1LDKの物件なんてあるんだ~」
と心に残ったのを覚えています。

当時東京都目黒区に住んでいた私は、引っ越しのために物件を探していました。
利便性が良い場所にもかかわらず、緑が多い地域に住んでおり
「一生ここに住むかも」と思っていたくらい気に入っていた土地でした。
駅近かつヘーベルホームズの物件で機能的な部屋でしたが、
1Rの狭い部屋だったので、リモートワークが中心となったライフスタイルではかなり手狭に感じていました。

「居住と仕事の空間をわけたい」
「ストレッチとかしたいし」
と、同じ地域で1LDKの物件を長らく探していたのですが、
納得のいく物件はどれも予算オーバー。
場所を諦め別の地域に引っ越すか、
投資と思って予算オーバーを許容するか、
どうしていこうか数か月悩んでいたところでした。

そんな最中にワーケーションを始め、
松本でも仕事をするには全く問題がないという手ごたえ得ていました。
たった2週間ではありましたが
突き抜けた青空や湿気の少ない気候、新鮮なお野菜を中心とした食生活等、
豊かな環境で規則正しい生活ができ
心がとっても充実しました。

「この体験をした今、もう前の生活には戻れないかもしれない。
そういえば、空き物件の看板があったな。。」

と思いながら、帰京。

思い立ったら、すぐ行動。
例の物件の詳細がないか、部屋探しサイトを検索しました。
サイトで詳細を見ると、理想的な間取り、且つ同じような物件の都内の平均家賃より約5万円も安い。これだったら予算内です。

「この物件が取れたら、もう移住しろという運命だ」

と、早速不動産管理会社にコンタクトを取りました。
数週間後に内見。
他に3件の物件も見せて頂きましたが、やはりファーストインプレッションでピンときた最初の物件に決めました。

帰京から契約まで、わずか1か月。
とんとん拍子に移住が決まりました。
見えない何かの力で、ずんずん背中を押されているような気分でした。

移住までは短期間での展開でしたが、思い返せば
10年前、初めて松本に訪れてから、その魅力に取りつかれてしまい
近しい友人には「いつか松本に住みたい」と言っていたものでした。
しかし当時はリモートワークという概念も一般的にはない時代。
どのように実現したら良いかわからず、
いつの間にか頭の片隅に追いやられていました。

コロナ禍によるリモートワークの普及、
自身の転職等
外的環境の変化に背中を押され、松本への移住を実現することができました。

これが私の、地方移住のきっかけです。

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