とある発達障害の公務員
※実在する作品とは一切関係がありません
自分の職歴は割と渡り鳥。
ハロワ▶市役所▶放課後デイサービス▶市民大学事務局▶ファシリテーター▶国▶都道府県
今の職場が期間的には最長かなーってくらいには転々としてる。分別すると、官公庁とNPOしかないんですわ。官公庁は100%採用されてきたのもあるけど、何か自分の肌にあってる。NPOはベクトル真逆だけど、理想を追いかけるという意味で自分の肌にあってた。民間企業は……。ごめんなさい。新卒で就活して1/100でした。しかもその1が全く未経験の技術職という。
発達障害と言っても種類があるしグラデーションがあるから一概に"これが適職です!"というのは言えない。けどまあ傾向はあるわけで。
この記事は、とある界隈で有名な借金玉氏(ADHD)が寄稿した「発達障害の適職」についての記事。氏の本を弟の勧めで読んだことがあったけど、氏はADHDのみ。ASD混合の自分には合わなかった印象。
まあでもこの記事に示されてる分析は概ねそうだなと。「成果出せばいい!」て仕事は大変だけど細かいとこ見過ごしてくれるから楽。でも割と体力勝負なとこあるから続かなかった。「ホワイト事務職」は働きやすいけど、人間関係キツキツのミス許されないとか詰みの手順しか見えません(イマココ)。
ちなみにブラック事務職は、生きてさえいれば人権はありますよ。ははは(市役所の人ってほんとすごいっす)。
現職で初めて仕事の研修受けたんですけど、地方公務員法によれば、公務員の報酬(つまりマネー)は労働の対価じゃないんだと。労働+忠誠心(奉仕)の対価が報酬なのだと。
第三十条 すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない。
この条文からその結論が導き出せるのすげーなとしか。こんなんドMじゃないと出来ませんわ。公僕の名は伊達じゃない。
でも、真面目にやった人が報われるという面では好きですし、倫理観が高く職場内でのハラスメント意識も高いところはASDからしたらほんとありがたいのです(ただし職場ガチャによる)。
「公務員には発達障害が多い」
とは職場の先輩の言葉だけどなるほどそうだなぁと。かと言ってそういう人が活躍してるわけでもないわけで(そして自分も)。
どういうキャリアを描いていくか、どういう形で全体の奉仕者たるかはずっと考え続けなくちゃいけないなあと。
公務員入庁しても渡り鳥